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日本演劇史上初、前人未到の記録!京都のノンバーバルパフォーマンス『ギア-GEAR-』3000回公演を達成

京都で上演中の舞台公演『ギア-GEAR-』(以下『ギア』)が、2019年10月20日(日)18時公演で、日本演劇史上初となる3000回公演を達成した。

CHIKUSHI Masaki

『ギア』は、光や映像と連動したマイム、ブレイクダンス、マジック、ジャグリングによる迫力のパフォーマンスで感動のストーリーを描くと共に、セリフを使わない “ノンバーバル”という演出により、年齢・国籍問わず楽しむことができる舞台作品。2019年4月に京都ロングラン8年目に突入、100席限定の劇場で観客動員数23万人を突破した。

ギア』統括プロデューサー 小原啓渡 コメント
『ギア』誕生から10年になります。
当初はこれほど長く続けられるとは思っていませんでした。
現状も含め、経営的に苦しい時期は何度もありましたが、その度に心に浮かんだのが「人間本来無一物」という禅のことばです。
本質的にこの世は「空」であり、人は裸で生まれ、何も持たずに死んでいく。ただ重要なのは、その命をどう使うのか、ということ。
まさに「使命」に通ずる言葉だと思います。
『ギア』のテーマでもある「祈り」を込めて、これからも日々の改善を怠らず、愚直に歯車を回し続けて参ります。
これまで愛情を持って支えてくれたキャスト・スタッフ、そして時間を割いて足を運んでくださった多くのお客様に心から感謝いたします。

マジックパート 山下翔吾 コメント
今日で3000回公演を数えるのを機に、今朝辞書で「3000」という語を調べてきたんですけど、その説明が「2999の次であり、3001の前の数」だったんです。そんなの当たり前なんですけどね、真理だなと。よく考えたら一回ずつ積み重ねた結果が、こういう大きな回数になったんだということを改めて噛みしめました。これもみなさんが1回ずつ来てくださったおかげです。ありがとうございました。

ドールパート 佐々木ヤス子 コメント
私は、大学の頃、プロデューサーに「一緒に世界に行こう」と言われたのがきかっけで『ギア』に入りました。それから3年。ひとつひとつが噛み合う歯車の力をいつも感じています。「京都にはギアがある」というキャッチコピーがあるのですが、私の夢は、それに収まらず「日本にはギアがある」といわれるようになって、ゆくゆくは100年後、200年後に「ギアは21世紀に生まれた」
と歴史に語り継がれるようになれたらと思います。そういう歯車のひとつとして、今後もこの作品を大切に届けていきたいです。