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照屋年之(ゴリ)監督作品『演じる女』が「SSFF & ASIA 2021」ジャパン部門 ベストアクターアワードを受賞!

 

『演じる女』
©Okinawa Prefectural Government. All Rights Reserved.

今年で23回目の開催となった米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)」のアワードセレモニーが先日6月21日(月)に行われました。各部門の受賞作品の発表・授与が行われ、照屋年之(ゴリ)監督作品「演じる女」に主演した満島ひかりさんがジャパン部門のベストアクターアワードを受賞しました。

 

満島ひかり 受賞コメント

“演じる女”は、脚本を頂いてから完成まで、変わらず「好き」な作品です。
照屋監督のシンプルで気持ちの良い青空のような演出は、すごい!
子供の頃から知っている沖縄のスタンダードナンバーを演じ唄う緊張感も、
大好きな先輩方との共演もたまらなかったです。そして地元の映画スタッフ達の、知恵や才能に感動していました。

映画に何かが宿り、たったひとりを守り動かし、世界に種をまき育ってゆくことが、これからも絶えませんように。うれしい賞を、ありがとうございます。

 

照屋年之(ゴリ)監督 お祝いコメント

受賞の感想
ほとんどセリフがない中、感情を押し殺し、観客をミスリードさせる演技は大変だったはず。しっかり話し合い挑んだ本番。一つ表情とっても、何度も悩み、何回も撮り直し、納得するまで演じてくれました。「彼女の狙いはなんなのか?」満島ひかりの目から溢れる喜怒哀楽。この映画は満島さんの表現力に魅了された作品です。だからこその受賞なのかなぁ。おめでとうございます。

作品のおすすめポイント
1番力を入れたのが歌のシーンでした。本番はカメラを2つ用意しましたが、満島さんの歌う姿が美しく切なく素晴らしいのでワンカットで撮り続ける事に決めました。現場の緊張感はマックス!誰も失敗は許されません。歌の途中にクシャミしようもんなら、物を落として音を出そうもんなら、大変な事になります。そんな一発オッケーのシーンを感じながらご覧いただけたら。

影響を受けた作品や監督について
影響を受けたというほど作品も監督も詳しくないですが、80年代のハリウッド映画に刺激を受けて青春時代を生きてきました。トップガンのトムクルーズに憧れると、すぐ髪型を真似したりしましたが、もちろんトムクルーズにならなかったです。インディージョーンズやバックトゥーザフューチャーなど、夢のある世界を映画で見せてもらいました。僕も夢を与えられる映画を作れるよう頑張ります。

『演じる女』
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SSFF & ASIA 2021 受賞者からの全コメントは映画祭ウェブサイトにて掲載中
https://www.shortshorts.org/content/event/film-festival/11646/

今回受賞した「演じる女」は、8/8(日)~16(月)長野県阿智村で開催される「SSFF&ASIA 2021 in ACHI-日本一の星空映画祭-( http://info.sva.jp/shortshorts2021/ )」で上映されます。

 

STORY

舞台は沖縄・大宜味村。地元で建設会社を経営している神谷アキラは人望も厚く、社員からも好かれている理想的な社長だった。しかし、高齢で認知症を患い、今は車イス生活。そして彼には好子(満島ひかり)という若い妻がいた。年が親子以上に離れている為、村では財産前目当てなどと噂が立っていた。時にはウェディングドレスで時には赤いワンピースで着飾り毎日のようにアキラを見舞う好子。そしていつしか、アキラの余命があとわずかとなった時、好子はある決意を胸に行動に出る。二人の間には隠されたドラマがあった・・・。

『演じる女』
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作品概要

『演じる女』
沖縄県大宜味村 地域発信型映画

出演:満島ひかり、品川徹、普久原明、上田真弓
監督:照屋年之(ゴリ)
製作(公開):2020年
尺:18分

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