「第10回TAMA映画賞授賞式」開催!松岡茉優「私は完全な二位だと思っています」

11月17日、第10回TAMA映画賞授賞式がパルテノン多摩 大ホールで開催され、受賞者から松坂桃李、松岡茉優、吉村界人、吉沢亮、深川麻衣、伊藤沙莉、山﨑努、沖田修一監督、今泉力哉監督、三宅唱監督、映画『カメラを止めるな!』スタッフ・キャスト一同らが出席した。

最優秀新進女優賞を受賞した深川は「この度は新進女優賞と素敵な賞をいただきありがとうございます。『パンとバスと2度目のハツコイ』は私にとってずっと憧れだった映画の世界に飛び込ませていただいた作品で初めて主演を務めさせていただき、自分にとってすごくすごく大切で想い出のある作品で今回受賞させていただくことになり、本当に信じられないぐらい嬉しい気持ちでいっぱいです」と喜びを口にすると「本当に自分に足りないもとだったりとか、映画の楽しさとか、映画の素晴らしさを本当にたくさん教えていただいた大切な作品です」と、この作品を通して、出会った監督・スタッフ・出演者・関わった人たちへのに感謝の言葉を述べた。
撮影時のことについて聞かれると「今泉監督が柔らかい方なのでなごやかな環境で撮影をさせていただいて、みんなで相談しながら最後のシーンをどうするか話し合いながら撮影できたことが楽しかったです。」続けて「脚本も手がけている監督が、静岡出身や美術をやっていた実際の私に寄せて書いてくれたので共感するところがたくさんあってとても演じやすかったです」と振り返った。
最後に「この日を今後の励みにさせていただきながら、今一度もっともっと頑張れとエールをいただいたと思うので、来年も今まで以上に成長できるように頑張っていきますのでよろしくお願いします」と今後の豊富を語った。

最優秀女優賞を受賞した松岡は冒頭の挨拶、共演者・スタッフ・関係者に感謝の気持ちを表すと「本当に嬉しくてたまらないのですがTAMA映画賞が他の賞と同じように最優秀賞が一名のみだったら、私は確実にここにはおりません」とにっこり。そして「こんなことを申し上げるのもおこがましいんですけれども、完全な二位だと思っています。『万引き家族』を観ていただいた方はご存知だと思いますが、ラストの方で海外でも話題になったあるシーンがあります。初号試写でリリー・フランキーさんがそのシーンを見て『安藤サクラはあのラストのシーンだけで8個の賞を取れるよ』8個ってどれのことを言っているんだろうと思いながらそうだなぁと思いました」と胸の内を明かした。
更に「私はあのシーンを見て悔しいと思いました。ただ、二年前ここTAMA映画祭で新人女優賞をいただいてからの私の一番の成長はあのシーンを見て悔しいと思えたことです。それまでの私だったらあのシーンを観て、ただ感動していただけだったと思います。サクラさんにいつか追いつきたい、追い越したいと思えるようになったのは、ここで俳優として認めてもらったからだと思います。今回、最優秀女優賞をいただいて認めてもらったんだという自信と温かい気持ちとたくさんの人が映画を観てくれたんだと心強い後押しでこれから飛躍していくことを誓います。次の作品につなげていきます。本当にありがとうございます。」とさらなる飛躍を誓った。

最優秀男優賞を受賞した松坂は「この度は本当に素敵な賞、そしてこのような素敵な場に立たせていただき本当に嬉しく思います。ありがとうございます」と挨拶を述べると「TAMA映画賞は今年で10周年になんですよね。それで気付いたのが、実は僕もお芝居を初めて約10年経ちまして、そのタイミングでこのような賞をいただけるのは何かの縁かなと勝手に思いながら、袖で10年を振り返っておりました」とコメント。
続けて「お芝居を始めて、初めてドラマが決まったときはチーフマネージャーに『松坂くんはバーターだから、よろしくね』バーターというのはですね・・・事務所の売れている方の力を使って出させてもらう・・・というやり方です。『この現実を受け止めろ』みたいなことを一年目で言われ、『今年ちゃんと結果を出さなければ、あなたは終わりです』と言われたのが二年目、『ここで結果を出さなければ本当におしまいだ』と言われたのが三年目ぐらい、毎年一回以上は10年二人三脚でやっているチーフマネージャーに精神的にプレッシャーをかけられ続け、おかげさまでメンタルがちょっと強くなりました」と当時のことを懐かしむように微笑んだ。
「そんな10年の中で数々の作品やいろんな監督や共演者の方と出会って、すごく素敵な時間を過ごさせていただいて、その現場を用意してくれたのがチーフの方で、本当に感謝してもしきれないです。メンタルはボロ雑巾のようにやられるんですけど・・・(笑)現場先でいろんな方に支えてもらって、今こうして自分が出来上がっているんだなとつくづく感じています。」と感謝の言葉を述べると「今年で30歳になるんですけど、30以降はたくさん受けた恩を返しきれるかわからないですけど、一個一個の作品に向き合って返していきたいと思っております。」と締めた。
第28回映画祭TAMA CINEMA FORUMは、11月17日(土)~11月25日(日)まで間、多摩市内の3会場で開催される。
公式サイト:https://www.tamaeiga.org/2018/