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「ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ」そごう美術館にて開催

『アライバル』より 2004~2006年 ©Shaun Tan

2011年、忘れることの出来ない東日本大震災が起きたのは3月―――。
ショーン・タン『アライバル』日本語版が発売されたのは、その悲劇の1週間後のことでした。言葉のないその絵本から、言葉にできない感情があふれてくる。『アライバル』は、絵本としては驚異的なヒットとなり、日本版発売から9年が過ぎた現在でも、評価され続けている名作です。本展は、絵本ファンのみならず、心が少し乾いた大人たちに、ショーン・タンのメッセージを伝える場を“展覧会”というかたちで実現しました。彼が最初に絵と文を手がけた絵本『ロスト・シング』から最新作までの原画と習作ほか、スケッチ、映像作品、変な生き物をかたどった立体作品も含め約130点の作品を展示し、ショーンの生み出す奇妙で懐かしい世界をたっぷり紹介します。

ショーン・タン Shaun Tan
1974年オーストラリア生まれ。幼いころから絵を描くことが得意で、学生時代からSF雑誌で活躍。西オーストラリア大学では美術と英文学を修める。オーストラリア児童図書賞など数々の賞を受賞。2006年に刊行した『アライバル』は現在23の言語で出版されている。イラストレーター、絵本作家として活躍する一方、舞台監督、映画のコンセプト・アーティストとしての活躍の場を広げている。約9年の歳月をかけて映画化した『ロスト・シング』で2011年にアカデミー賞短編アニメーション賞を受賞。同年、アストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞。『内なる町から来た話』で2020年にケイト・グリーナウェイ賞を受賞。

 

関連イベント

第83回アカデミー賞 短編アニメーション賞 受賞
映画「ロスト・シング」特別上映

[日時](予定)
1.午後2時~
2.午後3時~
3.午後4時~
(約16分間)

[定員]
各30名

[場所]
そごう美術館 展示室内

[参加費]
無料(別途入館料が必要です。)

[参加方法]
8月25日(火)以降、そごう美術館HPをご確認ください。
(参加整理券を配布予定)

 

ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ

[会期]
2020年9月5日(土)~10月18日(日)
*会期中無休

[会場]
そごう美術館
(そごう横浜店 6階)

[開館時間]
午前10時~午後8時(入館は閉館の30分前まで)
※会期中無休。
※そごう横浜店の営業時間に準じます。

[入館料]
一般:1,200(1,000)円
大学・高校生:800(600)円
中学生以下:無料

※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、展覧会・イベントの中止や延期、一部内容が変更になる場合がございます。最新情報は、そごう横浜店ホームページ・そごう美術館ホームページをご確認ください。
※美術館入口掲示「ご入館の際のお願い」にご理解・ご協力を賜りますようお願い申しあげます。