アカデミー賞短編アニメーション部門受賞!オーストラリアの絵本作家 ショーン・タン日本初の大規模個展が開催中
「ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ」は、2020年6月27日より安曇野ちひろ美術館にて開催しています。本展は、多彩な才能で日本でもファンの多いショーン・タンの全貌を本格的に紹介する、日本初の機会となります。
ショーン・タンは、2011年に日本版が発売された「アライバル」で、絵本では異例の8万部を超えるロングセラーを手がけた絵本作家として知られています。タンが最初に絵と文を手がけた絵本「ロスト・シング」は自身の手で映画化され、2011年にアカデミー賞短編アニメーション賞を受賞しました。
本展はちひろ美術館ならびにタン本人監修のもと、「アライバル」や「エリック」など日本でも馴染みのある作品の原画をはじめ、新作「内なる町から来た話」の油彩大作、スケッチ・立体作品など100点を超える作品で構成されています。
また、映画「ロスト・シング」(字幕付き全編)、本展限定のインタビュー動画も上映します。さらに、50種を超える本展オリジナルグッズ、会場限定で描き下ろしアートカード付の展覧会図録も販売しています。
安曇野ちひろ美術館では、新型コロナウイルス感染症対策として、作品と作品の距離を広く設けるなどの感染防止策を講じています。絵本に特化した同館ならではの雰囲気と、タンの世界観との共演が楽しめます。
「ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ」は、9月5日~10月18日にそごう美術館(神奈川県横浜市)、12月12日~2021年1月31日に北九州市立美術館分館(福岡県北九州市)にて開催予定です。
ショーン・タン
1974年オーストラリア生まれ。イラストレーター、絵本作家、映像作家として2007年よりメルボルンを拠点に活動。2008年「The Arrival」にてアングレーム国際コミック・フェスティバル最優秀作品賞受賞。日本版は、「アライバル」として2011年に刊行し、8万部を超えるベストセラーに。現在は、23の言語で出版されている。2011年「The Lost Thing」でアカデミー賞アニメーション賞を受賞。同年、アストリッド・リンドグレーン記念文学賞も受賞。
ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ
[会場]
安曇野ちひろ美術館
〒399-8501
長野県北安曇郡松川村西原3358-24
https://chihiro.jp/azumino/
[会期]
2020年6月27日(土)~8月30日(日)
[開館時間]
10:00~16:00
(当面は時間を短縮して開館)
[休館日]
毎週水曜日
[入館料]
大人:900円
高校生以下:無料
[展覧会公式サイト]
http://www.artkarte.art/shauntan/
※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、変更となる場合があります