北村匠海&芳根京子がアニメ映画『ぼくらの7日間戦争』のW主演声優に決定!
1985年から絶え間なくシリーズ出版が続き、宮沢りえデビュー作の実写映画の記憶が色褪せない名作をついにアニメ映画化。2,000万部を発行するベストセラー小説『ぼくらの七日間戦争』シリーズを原作としたアニメ映画「ぼくらの7日間戦争」が、12月13日(金)より全国公開することが決定!豪華声優キャスト陣も発表された。
学校では目立たない歴史マニアの守を演じるのは、『君の膵臓をたべたい』にて日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、『君は月夜に光り輝く』などで若者の絶大な支持を受け、ダンスロックバンド「DISH//」のVo./Gtとして幅広い活躍を魅せる北村匠海。
守が片思いしている本作のヒロイン綾には、NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」のヒロインを務めあげ、2018年には『累 -かさね-』と、『散り椿』での演技が評価され日本アカデミー賞新人俳優賞受賞し、今やその透明感溢れる美しさと伸び盛りの演技に主演作のオファーが殺到する芳根京子。
2人の起用理由についてKADOKAWAは「大人に戦争を仕掛ける”という物語に現実的な説得力を持たせられる俳優さんに守と綾を託したいと思っていました。北村さんと芳根さんなら、これまでの出演作を拝見してきた中で、心に想いを秘める繊細さと大胆な行動力の相反する要素を持ち、守と綾の真意を理解して声を吹き込み、誰もが応援したくなるキャラクターにしてくださると思いオファーしたのですが、リハーサルではお二人のあまりのフィット感にスタッフ全員が驚きました。」とコメント。日本を代表する若い世代に人気の実力派若手俳優が夢の初共演を果たし、新時代の「7日間戦争」を作り上げる。
アニメ好きを公言し、オファーの前から原作を読んでいたという北村は「10代特有の悶々した感情を代弁してもらっている感覚で読んでいたので、今回オファーいただいた時に迷わず『ぜひ、やりたいです』と言わせて頂きました。」と語り、芳根も「小学生の時から図書館にあった作品で、たくさんの方に愛されている作品にこうして携われることが出来て嬉しいです。」と名作シリーズ参加への喜びを語った。
また、初共演となるお互いの印象について、北村は「本番に入る前に声を聞いた時、声で引き込む力のある方だと思いました。」とベタ褒めし、負けじと芳根も「北村さんは、とにかく多才だな、と思いました。お芝居やられて、歌もやられて、声のお仕事まで!」と褒め返し、息のあったコンビネーションをみせた。
原作の「ぼくらの七日間戦争」は、それぞれの時代に沿った共感できるストーリーが大きな魅力のひとつでもあるが、北村は「原作はその当時の学生運動とかバックボーンがあるなかで、今回の彼らの“戦争”は現代的でもありながら、この世代の繊細な“吐き出せない想い”を描いていると思います。最後の最後には大きな玉手箱がありますし…!読んでいて本当にワクワクする脚本でした。」と、アニメーション化にあたり現代版にアップデートされた名作シリーズの物語にも期待が高まるコメントを寄せた。
第1作の刊行から34年、初映像化から31年、日本を代表する青春エンターテインメントの金字塔として愛されてきた原作が、ついにアニメーション映画作品で生まれ変わる本作、ぜひご注目ください。
北村匠海コメント
学校の図書館に必ず並んであった「ぼくらの七日間戦争」は感想文を書いた経験もあって、そんな親しみのある作品の声優をやらせて頂けることが素直に嬉しかったです。映画「HELLO WORLD」に続き、声優2作品目になりますが、やはり“声でお芝居をする”というのはなかなか難しく、今回もすごく勉強になることばかりでした。歴史ある作品に関われた事が光栄ですし、僕自身もこの作品を通して“青春”をまた味わえた気がしています!ぜひ多くの方に見て頂ければと思っています。
芳根京子コメント
いつの時代も愛され続けている作品にこうして携われることができて嬉しいです!脚本を読んで“高校生と大人たちとの7日間戦争”という設定にすごくワクワクしましたし、私が演じさせていただく綾がアニメの中で生きていることにとっても感動しました!今回、プロの声優のみなさんと一緒にアフレコするという貴重な経験をさせていただきました。そんな中で初めてご一緒する北村さんの存在は、声のお仕事の経験がほとんどないわたしにとってとても心強く、『一緒に頑張ろう!』とものすごいパワーになりました。実写映画を観た人も、原作の小説を読んだ人も、初めて「7日間戦争」に触れる人も、自由な世界に飛び込むような爽快さを味わえる映画になっていると思います。たくさんの人たちに、理不尽な大人たちと戦う少年少女の、青春をかけた7日間を是非劇場で見守ってほしいです。
村野佑太監督コメント
「芝居はセッション。色んな人と演じあうことで良い物が生まれる」と、初対面の時に北村匠海さんが言いました。俳優と声優が一緒に収録出来る現場がそう多くはない中で、『7日間戦争』はその言葉を信念に、冒険する子ども役7人の収録を一緒に行うことになります。その場の誰をも唸らせる入魂の芝居で綾を演じた芳根京子さん、クライマックスの収録はまさに圧巻の一言でした。そしてチームをまとめる潘めぐみさんと鈴木達央さんの存在感を中心に、結束し、頼り合い、導き合う関係になってゆく7人の空気感は、まさに原作が求めた子ども達の姿そのもの。その尊さは、この作品の確かな魅力です。
いつもひとりで本ばかり読んでいる、鈴原守。片思いの相手は、お隣に住む幼馴染の千代野綾。しかし綾は、一週間後に議員である父親の都合で東京へ引っ越すことを迫られていた。「せめて、17歳の誕生日は、この街で迎えたかったな」。やり場のない綾の本音を聞き、守は思い切って告げる。「逃げましょう……っ!」。
綾の親友・山咲香織をはじめ、明るく人気者の緒形壮馬、ノリのいい阿久津紗希、秀才の本庄博人までもがこの逃避行に加わり、駆け落ちを夢見ていた守は拍子抜けするが、特別な夏の始まりには違いなかった。もはや観光施設にも使われていない古い石炭工場を秘密基地に、ただ7日間、大人から隠れるだけのバースデー・キャンプ。それは、少年たちの精一杯の反抗。だがその夜、工場に潜んでいたタイ人の子供・マレットと出会ったことで、事態は想像もしなかった方向へ向かう。不法滞在で入国管理局に捕らわれかけていた所を間一髪助けると、はぐれた家族を探しているのだと、守たちに打ち明けた――。
2日目の朝、今度は武装した入国管理局の職員が、マレットを連れ去りにハンマーを振りかぶり工場へ突入してきた。守は、仲間たちの協力のもと、敵の撃退作戦を決行する!
ぼくらの7日間戦争
2019年12月13日(金)より全国ロードショー
[声優キャスト]
北村匠海 芳根京子
潘めぐみ 鈴木達央 大塚剛央 道井悠 小市眞琴 櫻井孝宏
原作:宗田理『ぼくらの七日間戦争』(角川つばさ文庫・角川文庫/KADOKAWA刊)
監督:村野佑太
脚本:大河内一楼
キャラクター原案:けーしん
キャラクターデザイン・総作画監督:清水洋
総作画監督:西岡夕樹
場面設計:関根昌之
美術監督:栗林大貴
色彩設計:広瀬いづみ
撮影監督:木村俊也
音響監督:菊田浩巳
音楽:市川淳
制作:亜細亜堂
製作:ぼくらの7日間戦争製作委員会(KADOKAWA ギャガ 電通 ソニー・ミュージックソリューションズ グローバル・ソリューションズ 亜細亜堂 GYAO TBS ラジオ ユニバーサル ミュージック 読売新聞社)
配給:ギャガ KADOKAWA
公式サイト:http://7dayswar.jp/
©2019 宗田理・KADOKAWA/ぼくらの7日間戦争製作委員会