4人の女性に翻弄される”肉食”教師 藤原竜也主演舞台『プラトーノフ』開幕!

藤原竜也主演の新作舞台『プラトーノフ』が2月1日、 池袋の東京芸術劇場プレイハウスで初日を迎えた。

藤原竜也

演出家の森新太郎がチェーホフの作品を手掛ける新シリーズの第一弾となる本作。
「チェーホフの芝居は難しくて、 ストーリーがなかなか頭に入ってこないのでは?」なんていう固定概念を見事に裏切るエンターテイメント作品に仕上がっている。
ストーリーがとにかくわかりやすい。 4人の女性に愛された教師・プラトーノフが、 愛に溺れ、 破滅していくという展開だ。 「人間はここまで愚かであったか」と言いたくなるほど、 後半になるにつれて登場人物は本性をさらけ出していく。 その様子があまりに可笑しく、 観ている観客はつい声に出して笑ってしまうのだ。 ジャンルで分ければ、 この舞台は間違いなく喜劇だろう。

とにかく登場人物全員が魅力的なのだ。 「あ、 こういう人、 身近にいる!」というキャラクターがどんどん登場してくる。 そのため、 翻訳劇にありがちな「この人は誰だっけ?」というようなことも一切ない。 厳しい稽古で知られる演出家・森新太郎が、 長時間の稽古を経て、 俳優の個性を引き出し、 愛すべきキャラクターを誕生させている。

高間智子、 藤原竜也

プラトーノフを演じる藤原竜也の熱量に観客は圧倒されるだろう。 これまで数々の大役を舞台で演じてきた藤原だが、 今回ほど出ずっぱり、 しゃべりっぱなしの役どころはハムレット以来かもしれない。 舞台俳優・藤原竜也の真骨頂を味わえる舞台だ。

何と言っても、 この舞台の見所はプラトーノフに想いを寄せる4人の女性の美しさだろう。

未亡人アンナを演じるのは高岡早紀。 村に住む男性の誰もが一度は恋をしてしまうほどの美しい未亡人を、 見事な演技力で熱演している。 プラトーノフは、 サーシャという妻がいながらも、 半ば強引に自分を誘う未亡人アンナの魅力に引き込まれていく。

高岡早紀、 藤原竜也

プラトーノフが5年ぶりに再会し、 愛を再燃させる元恋人ソフィアを演じるのは比嘉愛未。 現在は、 アンナの義理の息子・セルゲイ(近藤公園)と結婚をしているが、 昔の恋人プラトーノフと再会し、 我を忘れるほどの愛を再燃させてしまう。

比嘉愛未、 藤原竜也

プラトーノフの妻・サーシャを演じるのは、 藤原竜也とは映画「バトル・ロワイアル」以来の共演となる前田亜季。 天真爛漫なサーシャは、 プラトーノフにとって心のオアシスのような存在ではあるが、 そんな彼女も夫の不貞に気づくこととなる。

前田亜紀、 西岡徳馬

中別府葵が演じる学生マリヤはプラトーノフに弄ばれ「教師プラトーノフの解雇を要求する!」と、 学校に訴える。 マリヤを演じる中別府のコメディセンスにも注目だ。

中別府葵、 浅利陽介、 西岡徳馬

アンナの父親を演じる名優・西岡徳馬の存在感も忘れてはならない。 この芝居はいわゆる翻訳劇ではあるが、 実力俳優たちの演技力により不自然さを一切感じさせない。 サーシャの弟・ニコライを演じる浅利陽介、 アンナに想いを寄せる富豪のポルフィリィを演じる神保悟志など、 本舞台には映像作品でもなじみのある俳優も多数出演している。 キャリアある俳優陣が、 40日以上の厳しい稽古を通して「練って練って練りまくった演技」を観られるのは、 この上ない贅沢ではないだろうか。 上演時間は休憩を入れて3時間ほどだが、 あっという間の時間であった。

尾関陸、 神保悟志

シンプルでありながら、 圧倒的なインパクトで、 観客を一気にチェーホフの世界に引き込む舞台美術(美術:二村周作)に、 念願のチェーホフ作品を初めて演出する森新太郎のこだわりが見えた。

(舞台写真撮影:渡部孝弘)

初日を控えたキャスト、 演出家よりコメントが寄せられた。

藤原竜也コメント(プラトーノフ役)
昨年末から、 全力で稽古に打ち込んできました。 演出の森新太郎さんは一切妥協がなく、 全力で稽古に臨む方なので、 森さんの情熱に負けないよう必死で食らいついてきました。 いよいよ初日を迎えますが、 やれるべき準備はすべてしてきたと思います。 前提知識はまったく必要なく、 どなたにでも楽しんでいただける作品に仕上がっていますので、 ぜひ劇場に足をお運びいただきたいと思います。 僕が演じるプラトーノフという役は、 4人の女性を同時に愛して破滅をしていくという、 最近世の中に増えているという草食男子とは真逆の、 肉食男子です(笑)。 芝居の中とはいえ、 人を愛することはエネルギーが必要なので、 毎日しっかり肉を食べて、 千秋楽まで駆け抜けたいと思います。

高岡早紀コメント(未亡人アンナ役)
信頼する森新太郎さんの演出のもとで、 とても手強い俳優 藤原竜也さん演じるプラトーノフを私が演じるアンナの魔性でどこまで翻弄することが出来るのかが私の勝負です。 他にも個性あふれるキャストと共に、 今まで観たことのないチェーホフの世界を、 時には「クスっ」と、 更には大爆笑して頂けるのでは…と期待しております。 ぜひぜひ楽しみに観劇にいらして下さいませ。

比嘉愛未コメント(プラトーノフの元恋人ソフィア役)
チェーホフ作品が時を経て今の時代にこんなにも当てはまるなんて!主人公プラトーノフを中心に、 様々な人間模様が入り混じり、 その愚かさ愛おしさに、 きっとのめり込まれていくことでしょう。 森新太郎さんの繊細で真意をついた演出の元、 素晴らしいキャストの皆さまに刺激をもらう日々は、 間違いなく私の役者人生にとって大きな糧になると思います!その挑戦を、 ぜひ劇場で観ていただきたいです。

前田亜季コメント(プラトーノフの妻サーシャ役)
チェーホフは難解なのかな?という、 私の当初持っていたイメージはどんどん崩れていきました。 今回のプラトーノフという作品は異色な気がします。 チェーホフですが、 気を楽に観ていただけるのではないかと思います。
見どころ。 稽古をしていても、 どうしようもない人間たちすぎて、 俯瞰すると笑っちゃうような瞬間が何度もおとずれました。 皆んなそれぞれに愚かさを抱えていて。 精一杯で。 一周回って、 可愛く見えてくる瞬間もあったり…そんな人間たちを、 是非、 劇場へ観に来ていただけたら嬉しいです。
お客様へ。 ロシアの夏は短いそうです。 その一瞬の、 刹那的な日々。 楽しく感情的な瞬間を、 お客様に劇場で体感していただけるよう、 共演者の皆さんとお待ちしております。

中別府葵コメント(学生マリヤ役)
この作品をみた後にチェーホフの処女作と聞いて驚く方も多いと思います。 18歳の時にこんな戯曲を書き上げるなんて…昔の人ってませてますね(笑)。 現代を生きる私たちも共感してしまうようなシーンが多いのも、 男女関係で巻き起こる問題って昔から変わらないんだなあと笑ってしまいます。 皆さんも個性豊かな登場人物たちと3時間。 泣いて笑って振り回されて、 楽しんで頂けたら嬉しいです!

演出:森新太郎コメント
今回、 初めてチェーホフを演出しましたが、 やはり強敵でした。 僕は頭のどこかで、 静かで抑えた芝居であるという「チェーホフらしさ」というものを意識していましたが、 藤原竜也さんを筆頭に、 俳優たちがその概念に束縛されず、 稽古場でエネルギッシュな芝居を展開させてくれたことで、 突破口が開けました。 この作品は、 チェーホフが若い時に書いた作品ですが、 まさにそれにふさわしいエネルギーが爆発する芝居になっていると思います。 藤原竜也さんはあまりにプラトーノフ役にハマり過ぎていて、 いま彼を見ると、 藤原竜也なのか、 プラトーノフなのか、 わからなくなるくらいです(笑)。

 

<東京公演当日券のご案内>

当日券は、 毎公演開演の1時間前より東京芸術劇場プレイハウス当日券窓口にて先着順にて販売いたします。
当日券料金:S席9,800円、 立見5,500円
【ご注意】
※当日券はお一人様1枚の販売となります。
※当日券は全日程で販売いたしますが、 各回とも席種・枚数は変動いたします。
※立見はS席の販売終了後、 ご案内いたします。

公演詳細・チケット:http://hpot.jp/stage/platonov2019

 

<公演概要>

舞台『プラトーノフ』

スタッフ:
作:アントン・チェーホフ
翻訳:目黒条
演出:森新太郎

キャスト:
藤原竜也
高岡早紀 比嘉愛未
前田亜紀 中別府葵 近藤公園 尾関陸 小林正寛 佐藤誓 石田圭祐
浅利陽介 神保悟志
西岡徳馬

上演時間:
1幕:1時間30分/休憩:15分/2幕:1時間15分(計3時間)

東京公演
日程:2019年2月1日(金)~2月17日(日)
会場:東京芸術劇場プレイハウス
主催:ホリプロ

富山公演
日程:2019年2月20日(水)~22日(金)
会場:富山県民会館ホール
主催:北日本放送/イッセイプランニング/(公財)富山県文化振興財団

福岡公演
日程:2019年3月2日(土)・3日(日)
会場:久留米シティプラザ ザ・グランドホール
主催:RKB毎日放送/インプレサリオエンターテインメント

静岡公演
日程:2019年3月9日(土)~3月10日(日)
会場:静岡市民文化会館 中ホール
主催:静岡朝日テレビ/静岡市民文化会館
特別協賛:セキスイハイム東海

広島公演
日程:2019年3月15日(金)~3月16日(土)
会場:JMSアステールプラザ大ホール
主催:テレビ新広島

大阪公演
日程:2019年3月20日(水)~3月24日(日)
会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
主催:梅田芸術劇場/MBS

企画制作:ホリプロ

Tokyo Now Author