資生堂は、 企業文化誌『花椿』冬号を2018年10月15日に刊行します。
『花椿』冬号は、 「Light and Shadow(光と陰)」をテーマとしています。
巻頭の特集では、 ガーリーカルチャーや新時代のフェミニズムを牽引する若手アーティスト、 ペトラ・コリンズが、 日本の70年代のサブカルチャーに着想を得て、 現代の日本の少女の陰影をとらえた『The Girls,Pure and Radical 東京少女の不敵と純真』と題したフォトストーリーを撮りおろしました。
ほかにも、 資生堂グループでラグジュアリーフレグランスとメーキャップを展開するブランド「SERGE LUTENS」の創立者であるクリエイティブディレクター、 セルジュ・ルタンスのエレガンスにまつわるエッセイや、 3人の新進気鋭のフォトグラファーがパリの日常の光と陰をとらえた写真を掲載。
また連載のインタビューでは、 『花椿』のアートディレクターを40年以上務めた仲條正義のこれまでの作品を集めた作品集がこの秋に刊行されることに伴い、 作品集の編集を担当したグラフィックデザイナー、 葛西薫、 服部一成と仲條正義が鼎談。 Charaがバーのママに扮する対談企画『サロン・ド・バー 花椿』では、 満島ひかりをゲストに迎え「光と陰」をテーマに 「ひかり」の名前の由来や、 事務所を独立してからのお話などについて語っています。
―日本の美意識が、 今、 世界的に注目されています。 谷崎潤一郎が『陰翳礼讃』で書いたように、 古来、 日本では、 物体そのものでなく、 光と陰の織りなすあや、 そのあわいに美しさを感じてきました。 目にははっきりと見えないけれど、 その気配を感じる。 その感性にこそ美は存在するのかもしれません(本誌より抜粋)
『花椿』冬号 目次
■The Girls, Pure and Radical
撮影:ぺトラ・コリンズ
■ SPECIAL ESSENCE OF ELEGANCE
-セルジュ・ルタンス
■Light and Shadow in Paris
撮影:バリー・ユレーギ、 ジュリア・グラッシ、 センタ・シモンド
<連載>
■サロン・ド・バー 花椿 -満島ひかり/Chara
■INTERVIEW -仲條正義×葛西薫×服部一成
■POEM -マーサ・ナカムラ
■BEAUTY -原田マハ
■FASHION -TOKYO STORY
■今日マチ子、 岩間朝子など
別冊付録:花椿文庫
「福原信三の美」
資生堂の初代社長にして写真家でもあった、 福原信三(1883-1948)が伝えてきた「美」とはいったいどんなものだったのかを、 武田砂鉄が書き下ろした一冊。
■ 『花椿』 冬号 No.821
- 刊行日:2018年10月15日
- 無料
- 配布場所: http://hanatsubaki.shiseidogroup.jp/about/map/
- 刊行:資生堂 企業文化部
- 仕様:A4変型、 本誌:64P 別冊付録文庫:40P