川島鈴遥×倉沢杏菜 W主演!実力派キャストが紡ぐオリジナル長編映画『いえないふたり』メインビジュアル解禁
オリジナル⻑編映画『いえないふたり』が、2027年3月より全国にて公開されることが決定。あわせて、メインビジュアル、場面写真、キャスト・監督コメントを解禁しました。また、第39回東京国際映画祭「Nippon Cinema Now」部門の公式出品作品に決定しました。

本作は、過去の悲しい事件をきっかけに疎遠になってしまったふたりの少女が、高校の演劇部を通じて再び向き合い、壊れてしまった関係と家族を再生させていく作品です。
メインビジュアルは、ふたりがバスに乗るシーンを描いて、中央の「私には大切な友達がいました。でもある日を境に、友達ではいられなくなりました」という鮮烈なキャッチコピーと繊細な光が二人を隔て、まるでこの物語の繊細な温度感を伝えているかのようです。すれ違う二人の距離感や、それぞれの家族が抱える複雑で多様な情感が丁寧に表現されています。

W主演を務めるのは、注目の若手女優・川島鈴遥と倉沢杏菜。川島は『ある船頭の話』(19)でヒロインを演じ第34回高崎映画祭最優秀新人女優賞を受賞するなど評価を高めており、数多くの作品でその実力を示しています。倉沢は大河ドラマ『光る君へ』(24)、『豊臣兄弟!』(26)や、NHK連続テレビ小説『ばけばけ』(25)など話題作への出演が続く期待の逸材です。

川島は、自身が演じる白石真琴を「真琴は、大きな喪失を抱えながら、自分の奥底にある気持ちから目を背けて生きてきた女の子です。」と説明した上で、真琴を演じることによって「私自身も彼女からその勇気をもらいました。」と振り返りました。
石黑香純を演じた倉沢は、高校の演劇部での真琴との再会に戶惑いながらも、「2人がどうか幸せを感じることのできる道を歩んでほしい。正解のない世界を香純として生きることができました」とその難しい役に前向きな気持ちで臨んだことを語りました。

白石真琴の母親役・恵美を演じるのは、『グッド・ストライプス』(15)、『見はらし世代』(25)など国外でも高い評価を得る作品への出演が続く菊池亜希子。菊池は「俳優失格だな」と思ってしまうほど辛く、難しい役柄を演じるにあたっての「呼吸の仕方も忘れかけた人達が、また息を吸える日がくるのか。そのことに、私自身が縋るような気持ちでいたような気がします。」という切実な感情を明かしました。

石黑香純の母親役・文子には、『南瓜とマヨネーズ』(17)、『雑魚どもよ、大志を抱け!』(23)、『早乙女カナコの場合は』(25)などの出演作で確かな実力を見せる臼田あさ美。「今作は映画でありながら、見どころは高校演劇です。複雑そうでありながら、とても真っ直ぐな作品だと思います」と高校演劇をとりあげた魅力を指摘しながら、「どうにもならない苦しみの果て、それでも前を向こうとする家族の物語になっていると思います」と、本作品のドラマとしての強度にふれています。
監督を務めるのは、『ロマンス・ロード』(12)で釜山国際映画祭アジアの窓部門に正式出品され、『恋とさよならとハワイ』(17)で上海国際映画祭アジア新人賞部門【脚本賞・撮影賞】を受賞するなど国内外で高く評価されるまつむらしんご監督。本作は監督による完全オリジナル脚本であり、コロナ禍における「人と人の心の距離がいとも簡単に離れていく」現実への焦燥感から構想がスタートしました。偶然出会った高校演劇の持つ切実な「声」に突き動かされて制作された本作は、「言葉にできない」想いや壊れた関係の再生をテーマに、丁寧な演出と確かな作家性で描き出しています。
白石真琴 役/川島鈴遥 コメント
この度は第39回東京国際映画祭「Nippon Cinema Now」部門にて、劇場公開に先駆け、お披露目できることを大変嬉しく思います。監督をはじめ、キャスト・スタッフの皆様に心から感謝いたします。
私が演じる白石真琴は、大きな喪失を抱えながら、自分の奥底にある気持ちから目を背けて生きてきた女の子です。彼女の中にある確かな思いを手繰り寄せる日々には、いっぱいの勇気が必要でした。どんなに拙い言葉でも届けられたなら、少しだけ前に進める。私自身も彼女からその勇気をもらいました。
この作品が、たくさんの方に届きますように。
石黑香純 役/倉沢杏菜 コメント
この度は、第39回東京国際映画祭にて正式出品されることとなり大変光栄です。
私が演じる石黑香純は、ある事件をきっかけに白石家への深い罪悪感を抱えながら、幼馴染・白石真琴との友情の間で揺れ動く女の子です。2人がどうか幸せを感じることのできる道を歩んでほしいと、願いを込めて一生懸命向き合いました。まつむら監督率いる素晴らしいスタッフの皆さん、真琴役の川島鈴遥さんはじめ尊敬する先輩方と、共に正解のない世界を香純として生きることができました。自分たちなりの形で乗り越えようとする家族の姿を見届けていただけると嬉しいです。
白石恵美 役/菊池亜希子 コメント
この人が背負っている物を背負おうとすると、息の吸い方も、吐き方も忘れてしまって、身体中の細胞すべてが全力で拒絶しようとする。
俳優失格だなと思いました。拒絶したくても、どうやっても、そこにあり続ける悲しみと絶望。
その悲しみを背負うことが、また誰かの絶望になってしまう。
呼吸の仕方も忘れかけた人達が、また息を吸える日がくるのか。
そのことに、私自身が縋るような気持ちでいたような気がします。
石黑文子 役/臼田あさ美 コメント
映画『いえないふたり』が東京国際映画祭へ出品されるということで、大変嬉しく思っております。今作は映画でありながら、見どころは高校演劇です。複雑そうでありながら、とても真っ直ぐな作品だと思います。現場では、熱心に作品に向き合う主人公2人の姿に胸を打たれました。どうにもならない苦しみの果て、それでも前を向こうとする家族の物語になっていると思います。
監督 コメント
『いえないふたり』を東京国際映画祭「Nippon Cinema Now」部門に選出していただき、大変光栄に思います。
この物語を書き始めたのは、コロナ禍が収まり、遠くない場所で戦火が上がり始めたころでした。人と人の心の距離がいとも簡単に離れていく。
そんな現実を見て焦燥感を抱いていた私に、再び映画を作る力を与えてくれたのは、偶然出会った高校演劇でした。
物語の力を借りて、つたない言葉を振り絞り、それでも人との関係を諦めたくないと願う彼らの「声」が、私の心に優しい光として残りました。
人には、どうしても言葉にできないことがある。壊れてしまった関係の先に、私たちは何を見つけられるのか。その問いを持ち続けるために、この映画をつくりました。
誠実な覚悟をもって臨んでくれたキャストとスタッフに、心からの敬意と感謝を申し上げます。どうかこの映画が、皆様に届きますように。
児童劇団で出会った真琴と香純は、家族合同キャンプで起きた事件をきっかけに疎遠になってしまう。6年後、高校の演劇部で再会した二人。互いに言葉にできない思いを抱えたまま、再び同じ舞台に立つ。
「私たちの話をします」
舞台上で、今まで言えなかったことを「演じる」二人。
真琴と香純、そして引き裂かれた二つの家族の時間が再び動きだす。
作品情報
