NEWS映画・ドラマ・舞台

名匠・根岸吉太郎16年ぶり新作『ゆきてかへらぬ』豪華個性派キャスト&アーティスト7名が集結!

映画『ゆきてかへらぬ』 ©︎2025 映画「ゆきてかへらぬ」製作委員会
©︎2025 映画「ゆきてかへらぬ」製作委員会

本作は「文化の百花繚乱」が咲き誇る大正時代を舞台に、実在した男女3人の壮絶な愛と青春を描いた作品。脚本は『ツィゴイネルワイゼン』や『セーラー服と機関銃』の田中陽造が40年以上前に書いたもので、多くの監督たちが映画化を熱望しながら長い間実現することができなかった、いわば「知る人ぞ知る」幻の脚本。「滅多にない優れたシナリオ」とこの脚本に焦がれ続けていた、名匠・根岸吉太郎監督が16年ぶりにメガホンを取り、美しい時代を火花散らすように駆ける3人の男女を広瀬すず、木戸大聖、そして岡田将生が演じる。正に日本映画の“夢の企画”が動き出す。

中原中也(木戸大聖)の数少ない友人のひとりで詩人・画家としても活躍した富永太郎役に、『ミッドナイトスワン』や「鎌倉殿の13人」、『十一人の賊軍』など話題作への出演が絶えない田中俊介。長谷川泰子(広瀬すず)の辛い過去を知る謎の男・鷹野叔役に、ミュージシャンでウルフルズのボーカリスト・トータス松本。泰子の母・長谷川イシ役に、『火口のふたり』や『由宇子の天秤』で様々な映画賞に輝いた瀧内公美。泰子が出入りする撮影所のスター女優役に、『Shall we ダンス?』の草刈民代。小林秀雄(岡田将生)の友人で大学に勤める辰野教授役に、『ケンとカズ』や『福田村事件』など様々な作品で存在感を放つバイプレイヤー・カトウシンスケ。のちに中也の妻となる女性・中原孝子役に、日本舞踊家でありながら俳優としても活躍し、主演ドラマ「つづ井さん」が絶賛放送中の藤間爽子。泰子が東京で出会う勤め人役を、映像作品「近代能楽集ノ内『葵上』」以来の待望の根岸組への参加を果たした柄本佑が演じる。

総勢7名の豪華実力派キャストが演じる一癖も二癖もある登場人物たちが、泰子、中也、小林の3人の人生に関わり、二度と戻ることはできない赤裸々な愛と青春の物語を彩っていく。果たしてこの7人がどのように物語を紡ぎ、3人はどんな結末を迎えるのか――

根岸吉太郎監督 コメント
『ゆきてかへらぬ』は中原中也、長谷川泰子、小林秀雄の三人の静かに燃えるトライアングルの世界です。
その三角形に手を浸すことも足を踏み入れることも、共演者としては冷静な勇気がいるでしょう。
今回共演してくれた皆さんは、卓越な演技と近づいてはいけない距離感を見事に測りながら映画を支えてくれました。そしてその場にそれぞれの強い個性をしっかり残してくれたことに驚き感謝しています。

 

ストーリー

京都。まだ芽の出ない女優、長谷川泰子(広瀬すず)は、まだ学生だった中原中也(木戸大聖)と出逢った。20歳の泰子と17歳の中也。どこか虚勢を張るふたりは、互いに惹かれ、一緒に暮らしはじめる。価値観は違う。けれども、相手を尊重できる気っ風のよさが共通していた。
東京。泰子と中也が引っ越した家を、小林秀雄(岡田将生)がふいに訪れる。中也の詩人としての才能を誰よりも知る男。そして、中也も批評の達人である小林に一目置かれることを誇りに思っていた。男たちの仲睦まじい様子を目の当たりにして、泰子は複雑な気持ちになる。才気あふれるクリエイターたちにどこか置いてけぼりにされたようなさみしさ。
しかし、泰子と出逢ってしまった小林もまた彼女の魅力に気づく。本物を求める評論家は新進女優にも本物を見出した。そうして、複雑でシンプルな関係がはじまる。重ならないベクトル、刹那のすれ違い。ひとりの女が、ふたりの男に愛されること。それはアーティストたちの青春でもあった。

 

作品概要

映画『ゆきてかへらぬ』 ©︎2025 映画「ゆきてかへらぬ」製作委員会

映画『ゆきてかへらぬ』

劇場公開

2025年2月21日(金)より、TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開!

出演

広瀬すず、木戸大聖、岡田将生
田中俊介、トータス松本、瀧内公美、草刈民代、カトウシンスケ、藤間爽子、柄本佑

監督

根岸吉太郎

脚本

田中陽造

配給

キノフィルムズ

URL

公式HP:https://www.yukitekaheranu.jp/
公式X:@yk_movie2025
公式Instagram:yukitekaheranu_movie

COPYRIGHT

©︎2025 映画「ゆきてかへらぬ」製作委員会