4月9日(金)に公開決定!映画『椿の庭』の予告篇解禁
紫綬褒章、旭日小綬章受賞の日本を代表する女優富司純子と第43回日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞を受賞した、今活躍が目覚ましいシム・ウンギョンがW主演を務める、サントリー、資生堂、TOYOTAなど数多くの広告写真を手掛ける写真界の巨匠・上田義彦初監督作『椿の庭』の公開日が、4月9日(金)に決定。併せて、予告篇も解禁された。
本作は、椿が咲き誇る一軒の家に住む絹子(富司純子)と絹子の娘の忘れ形見である渚(シム・ウンギョン)、そしてそこを訪れる人々の一年間を描いた物語。庭に咲く色とりどりの草花に季節を感じながら日々を慈しみ生きる家族。それぞれに想いを秘め絹子の家を訪れる訪問者たち。登場人物たちの所作、佇まいなど、毎日を丁寧に生きる人々の姿を通して、観る者の心を潤す。
演じるのは16年ぶりの主演作となる富司純子と、映画、ドラマ、舞台と大活躍のシム・ウンギョン。さらに鈴木京香、チャン・チェン、田辺誠一、清水綋治ら艶やかな俳優陣が脇を固める。メガホンを取ったのは写真界の巨匠 上田義彦。構想15年、脚本・撮影・編集も務めた渾身の一作となった。
今回解禁された予告篇では、絹子と渚が、食卓で「いただきます」と言うシーンからはじまる。年代もののよく手入れされた家で、慎ましくも穏やかな生活を送る祖母と孫。ときに絹子の娘・陶子がやってきては3世代で仲良く語らう時間も愛おしい。しかし、絹子の夫が亡くなった後にやってきた黄(ファン)は、絹子に家を手放すことを提案する。古い友人に「もし私がこの家から離れてしまったら、ここでの家族の記憶や、そういうもの全て、思い出せなくなってしまうのかしら」と不安を吐露する絹子、亡き母を想い「お母さん、最後に日本語で「ごめんなさい」って言ったの。だから私、ここにいるの」と自身がここにいる意味について考える渚。この家での残り僅かな時間の中で、家族はそれぞれの思いと向き合い始め、そして―――――――。
劇中での衣装にもこだわりがあり、富司は全篇に渡り自身の所有する着物を着用。そしてスーツや、スタイリッシュな装いが多いシムは、今回は可憐さが際立つ女性らしいスカート、ブラウスに身を包み、今までの出演作のイメージとは違った役どころに期待が高まる。家族それぞれの想い、わだかまり、そして、深い愛情が静かに交差する、春を待ちわびる予告篇となった。
かつて夫と語り合い、子供たちを育てた家に、今は孫娘の渚と住む絹子。夫の四十九日を終えたばかりの春の朝、世話していた金魚が死に、椿の花でその体を包み込み土に還した。命あるものはやがて朽ちる。家や庭で起こる些細な出来事、過去の記憶に想いを馳せ慈しむ日々の中、ある日絹子へ一本の電話がかかってくる――。
映画『椿の庭』
4月9日(金)、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開
富司純子 沈 恩敬(シム・ウンギョン)/田辺誠一 清水綋治/内田淳子 北浦 愛 三浦透子 宇野祥平 松澤 匠 不破万作/張 震(チャン・チェン)(特別出演)/鈴木京香
監督・脚本・撮影:上田義彦
製作:ギークピクチュアズ/yoshihiko ueda films/ユマニテ/朝日新聞社
配給:ビターズ・エンド
制作プロダクション:ギークサイト
2020年/日本/128分/5.1ch/アメリカンビスタ/カラー
公式ウェブサイト:http://bitters.co.jp/tsubaki/
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