ヨックモックミュージアム開館記念『ピカソ:コート・ダジュールの生活』展を10月25日から開催

一般社団法人YMハウスは、ヨックモックミュージアム開館記念として、ピカソ研究者の松井裕美氏をゲスト・キュレーターにむかえ、ピカソのセラミック作品を中心とした展覧会『ピカソ:コート・ダジュールの生活』展を2020年10月25日(日)~2021年9月26日(日)まで開催します。

ピカソが戦後、情熱を燃やしたセラミック制作の舞台となった南フランスのコート・ダジュールでの生活や、セラミック制作を通して日常生活にもたらそうとした変容と、作品に込められた平和への願いをご紹介します。

20世紀美術を代表する巨匠パブロ・ピカソは、1946年に南フランスの町ヴァローリスを訪れ、陶芸家ラミエ夫妻と出会ったことをきっかけに、翌年の夏より本格的なセラミック制作に取り組むようになりました。それまでは難解な作品で知られていたピカソも、南仏の暖かい空気を享受しながら、職人たちとの触れ合いを通して、優しく柔らかい風合いの焼き物を作り始めるようになります。

本展覧会では、ピカソの焼き物づくりとその背景を紹介しながら、ピカソが生きていた日常のうつりかわりと、ピカソの焼き物が日常生活にもたらそうとした革新とを、時代の流れとの関係のなかで描き出します。

《見どころ》
その1:知られざるピカソ陶器の世界を紹介
第二次世界大戦後に始められたピカソのセラミック制作を、コート・ダジュールでの生活と文化、人々との関わりを通して紹介します。創意に富むピカソのセラミック作品の背景にも、着想源となった古代の焼き物があり、また周囲にいた陶芸家たち、恋人たちや芸術家たちとの関係は欠かせないものでした。ピカソが制作したセラミックのかたちの変容を、ピカソの周囲の日常の変容との関係から迫ります。

その2:陶器シリーズが生まれた歴史的背景を紹介
ピカソによる平和活動への従事とセラミック制作との関係を紹介します。ピカソはスペインの小都市ゲルニカ爆撃をテーマに、1937年に《ゲルニカ》を描きました。同時期に描かれた本美術館所蔵の油彩画《お菓子》や、1946年のアンティーブでの制作活動との関連から、セラミックシリーズに込められた平和への想いを探ります。

なお、本展覧会に続き、今後は技法やモチーフの理解を深める企画展の開催を予定しております。これら一連の展覧会を通して、皆様にピカソが制作したセラミックの全容をご紹介することができれば幸いです。

《展覧会構成》
[地下階]
SECTION 1:日用品のかたちの変容
創意に富んだピカソのセラミック作品を紹介します。

SECTION 2:芸術生活の変容
制作の工程と背景を紹介し、セラミックを制作するようになったきっかけを探ります。

SECTION 3:時代の激動
セラミックがなぜ生み出されるに至ったのかを、歴史的な背景から解説します。

[2階]
「ヨックモック・コレクション」スペース

地下階とは対照的に、自然光のなかでセラミック作品を鑑賞し身近に感じることのできる空間をお楽しみいただけます。

「ヨックモック・コレクション」について
ヨックモック・コレクションは、ピカソのセラミック作品のエディション※を数多く包括的に収集した、世界で有数のコレクションのひとつです。ピカソのエディションにおいて最も特筆すべき点は、職人が型やろくろによって形態を忠実に複製し、ピカソがときに型破りな方法で生み出した形態や効果をも再現したことです。
セラミック制作に初めて本格的に着手した、第二次世界大戦後の1947年から1973年に死去するまで、ピカソはフランス南部のヴァローリスにあるマドゥラ工房でラミエ夫妻と緊密に協力しながら、数千点にものぼる作品を制作しました。ピカソのセラミック作品を数多く所蔵するヨックモック・コレクションには、お椀、水差し、食器、大皿といったエディションとして生産された多岐にわたる容器や優れた大型の作品の全てが含まれており、ピカソの粘土を通じた創造の比類なき記録を示すものとなっています。
※「エディション」とは、南仏の町ヴァローリスにあるマドゥラ工房で、ピカソが熟練した職人たちと協働し創り出した作品のこと。

 

<展覧会概要>

『ピカソ:コート・ダジュールの生活』

[会期]
2020年10月25日(日)~2021年9月26日(日)
*新型コロナウイルス感染拡大防止のため変更となる可能性がございます。
*開始の際も、 新型コロナウィルス感染拡大防止策をふまえてのスタートを想定しております。

 

■美術館概要

[館名]
ヨックモックミュージアム

[開館日時]
2020年10月25日(日)
*新型コロナウイルス感染拡大防止のため変更となる可能性がございます

[館長]
藤縄利康(ふじなわ としやす:現 株式会社ヨックモックホールディングス 取締役会長)

[建物]
2階・地下階 展示室、1階 カフェ・グッズショップ・ライブラリー

[休館日]
月曜日・年末年始・展示替期間
※ただし月曜日が祝日の場合、翌火曜日

[開館時間]
10時~17時 毎週金曜日は20時まで
※入館は閉館の30分前まで

[チケット代](税込)
一般:1,200円
大学生・高校生・中学生:800円
小学生以下:無料
※障がい者手帳をご提示の場合、ご本人様と介護者1名様のみは無料
※大学生、高校生、中学生の方は学生証等の年齢のわかるものをご提示ください

[住所]
〒107-0062
東京都港区南青山6丁目15-1
※駐車場はございません

[アクセス]
東京メトロ表参道駅B1出口から徒歩9分
渋谷駅より都営バス「新橋駅前」行乗車、「青山学院中等部前」下車徒歩1分

[ウェブサイト]
http://yokumokumuseum.com/

[美術館に関するお客様からのお問い合わせ]
TEL:03-3486-8000

 

美術館について
『シガール』を代表商品とする洋菓子製造販売の株式会社ヨックモックの創業者である藤縄則一(ふじなわ のりいち)の「菓子は創造するもの」という想いを受け継ぎ、 株式会社ヨックモックホールディングス取締役会長であり当美術館の館長でもある藤縄利康(ふじなわ としやす)が精選し、 ヨックモックグループとして30年以上かけて集めたピカソのセラミック作品を中心に美術品を展示する美術館です。 ピカソの豊かで自由な発想が投影された作品を通じて、 誰しもが驚きと発見に出会える場を提供し、 アートによる全ての人と人とのつながりを創造します。

Tokyo Now Author