「恋、燃ゆる。~秋元松代作『おさんの恋』より~」明治座にて10月・11月上演決定!
明治座は今秋、『恋、燃ゆる。~秋元松代作『おさんの恋』より~』をお贈りします。
1715年に初演された近松門左衛門作の浄瑠璃『大経師昔暦(だいきょうじむかしごよみ)』は、実際に起きた事件をもとにしており、初演から300年余を越えてなお繰り返し上演されています。貞淑な「ご寮さま」とまじめな若者が運命のいたずらから不倫関係を疑われ、誤解から始まった恋はふたりの死によって永遠の愛に昇華する……その悲しくも美しい物語は、舞台、映画、テレビとさまざまに作品化されてきました。
その一つ、1985年に書かれたテレビドラマシナリオ『おさんの恋』は、劇作家として数々の賞に輝いた秋元松代の筆によるものです。抑圧された古い時代の女、弱く受け身の存在として見られることの多かったヒロイン「おさん」を自分の意志を持った人間として描き出し、深い共感を得るとともに高い評価を受けました。
今回は、ストレートプレイからミュージカルまで幅広いジャンルで活躍する石丸さち子が上演台本・演出をてがけ、『おさんの恋』を舞台化します。豪華キャストでお贈りする魂の恋物語にご期待ください。
公演に向けて
秋元松代さんの描く女性は、いつもその胸のうちに炎を燃やしている。制度や因習の中で生きるおさんの青白い火は、茂兵衛の恋心に触れ、赤い炎となって燃えあがる。何にも縛られず、恋を信じた女はなんと強いのだろう。愛を貫く男と女は、潔く、勇敢で、美しい。逃避行でも心中でもない、愛の選び取る結末にご期待ください。
(上演台本・演出:石丸さち子)
大経師彩玉堂のおさんは「美人で気立てのよいお内儀」と噂に高い。手代の茂兵衛はおさんに秘かな恋心を抱いてきた。ある日、茂兵衛は往来で店の金をすられるが、主人の永心からは横領を疑われる。更に茂兵衛の部屋からおさんの櫛が見つかり―。
実際に起きた事件を元とした近松門左衛門作の浄瑠璃『大経師昔暦』を原作とし、秋元松代が書いたテレビドラマシナリオ『おさんの恋』を舞台化。今の世に改めて問う禁断の恋と真実の愛。おさんと茂兵衛、許されない二人の物語。
公演情報
恋、燃ゆる。~秋元松代作『おさんの恋』より~
[原作]
秋元松代『おさんの恋』
[上演台本・演出]
石丸さち子
[出演]
おさん(彩玉堂の店主永心の妻)/檀れい
茂兵衛(彩玉堂の手代)/中村橋之助
政之助(永心の異母弟)/東啓介
宗林(誓岸寺の住職)/石倉三郎
永心(大経師彩玉堂の店主)/西村まさ彦
刀根(永心の母)/高畑淳子
[公演期間]
2020年10月19日(月)~11月15日(日)
[会場]
明治座
(東京都中央区日本橋浜町2-31-1)
[開演時間]
12:00/17:00〈予定〉
[料金](税込)
S席(1・2階席)12,000円
A席(3階席) 6,000円
[10名様以上のグループ観劇予約受付中]
group@meijiza.com
明治座営業部:03-3660-3941
(お電話での受付は6/1より承ります ※予定)
[8月一般販売開始]
明治座チケットセンター:03-3666-6666(10:00~17:00)
インターネット予約「席とりくん」: https://web.meijiza.com/
公演の最新情報は「明治座めーる倶楽部」でご紹介。
※緊急事態宣言に伴い、営業時間を一部変更しております。ご了承ください。
[主催]
明治座・読売新聞社
[明治座HP]
https://www.meijiza.co.jp/