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「2020年 エランドール賞」授賞式が開催!

1年を通じ映画・テレビ界で活躍したプロデューサーや将来有望な俳優を表彰する「2020年 エランドール賞」の授賞式が2月6日に都内ホテルで開催。新人賞の受賞者には、副賞として、TVガイドを発行する東京ニュース通信社から「TVガイド賞」として銀製の写真立てが贈られた。 

2020年エランドール賞 新人賞・TVガイド賞受賞者©︎東京ニュース通信社

出演した作品の中で新鮮かつ優秀な演技を示した俳優に贈られる新人賞には、神木隆之介、安藤サクラ、横浜流星、清原果耶、吉沢亮、橋本環奈の6人が選ばれた。

なかでも、横浜に花束を渡すプレゼンターとして、ドラマ「初めて恋をした日に読む話」で共演した深田恭子が登場すると、客席からは悲鳴にも似た歓声が。横浜とハグを交わすと、「流星くん、本当におめでとうございます」と笑顔で祝福。「作品中も役にストイックに入り込む姿を見ていて、本当にまぶしくて。その後もいろんな作品に取り組んでいる流星くんを見て、入り込みすぎちゃって大丈夫かな?と心配もしていたんですが、そんな心配はいらないぐらい、素敵に、立派に活躍されて、今は陰ながら応援しています」と激励の言葉を述べ、「また一緒にお仕事ができる機会があったら嬉しいです」とラブコールを送った。

また、NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」で好演した神木のお祝いには、脚本を手掛けた宮藤官九郎が登場。固い握手を交わしたあと、「2歳からお仕事されていて、新人賞。たぶん80歳、90歳までお仕事されるんでしょうから、まだまだ新人ということで、おめでとうございます」と笑いを誘いながらも、「80歳になったら一緒に『やすらぎの郷』みたいな作品をやりましょう」と神木に呼びかけた。

NHK連続テレビ小説「なつぞら」で演じた山田天陽が劇中で亡くなった際、「天陽ロス」の声が続出した吉沢には、脚本の大森寿美男から花束と祝福の言葉が。さらに、同作品でヒロインを演じた広瀬すずから、「天陽くん、エランドール賞おめでとうございます」とサプライズのビデオメッセージも。「吉沢くんは、繊細なお芝居も、コメディのお芝居も器用に演じられるので、一緒に現場にいてたくさん刺激をいただきました。これからもご一緒できるよう頑張ります」とコメントが流れると、「すずちゃんありがとう。本当に嬉しいですね」と笑みをこぼした吉沢。「なっちゃん(『なつぞら』のヒロイン)が広瀬すずさんじゃなかったら、この賞はいただけなかったんじゃないかなというくらい、広瀬さんにも、脚本の大森先生にも大変お世話になりました。お力を借りて、支えていただいたなという気持ちです」と改めて感謝を伝えた。

さらに、清原のお祝いに駆け付けたのは、同じく「なつぞら」で兄妹役を演じた岡田将生。「お兄ちゃんとしてこの受賞が嬉しくて、この場に来させてもらいました。撮影中は、『会えたときに気持ちをもっと募ってほしい』という演出があり、千遥(清原の役名)にずっと会いたくて会いたくて、お芝居をさせてもらいました。これからも、素敵な作品と巡り会って、いろんな方々に清原さんのお芝居を届けてほしいなと思います」と温かいエールを送った。

 

新人賞・TVガイド賞スピーチ

神木隆之介©︎東京ニュース通信社

神木隆之介「本日はありがとうございます。このような素敵な賞を受賞することができて、本当に光栄で、幸せだなと思っております。受賞できたのも皆様のおかげです。いろいろな作品に出させていただき、お芝居をできるように全力を尽くしていただいた監督はじめ、スタッフの皆様、共演者の皆様、家族、同じ方向を向いて歩んでいるマネージャーさんたち、そして、何より作品を楽しんでくださっている方々、応援してくださっている方々に、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。これからもいろいろな役や事に挑戦して、皆様に感動をお届けできるような表現者になっていきたいなと思います。精進します」

 

安藤サクラ©︎東京ニュース通信社

安藤サクラ「本日は素敵な賞をありがとうございます。まず、『まんぷく』に三十路で子持ちというリスキーな私を、ヒロインという役目に選んでくださった真鍋さんはじめ、制作・演出スタッフの方に、『この新人賞というフレッシュな賞をいただけたよ』ということを感謝したいです。私は1年間大阪に住んで、子育てをしながら、『まんぷく』とともに生活をしました。その1年がどれだけ、私と娘、家族にとって、人生を豊かにしてくれたか、『まんぷく』が終わってからの1年、毎日実感しています。この機会に、感謝の気持ちを伝えたいと思います。たかが1年、でも、されど1年だと思えた作品です。それも『まんぷく』という作品だったからだと感じております。福田先生が描かれる世界のなかで過ごせた、本当に幸せな1年でした。大阪だったからこそ、そういった時間を過ごせたと思うので、これ(トロフィー)を持って、大阪のBK(NHK大阪放送局)のすぐそばの松崎屋という居酒屋で、みんなでお祝いしたいなと思っています。新人という気持ちをずっと忘れずに、これからも頑張っていきたいです。ありがとうございました」

 

横浜流星「このような歴史ある賞をいただけて、本当に光栄に思います。昨年は、『初めて恋をした日に読む話』から始まって、本当にたくさんの作品と素敵な人と出会い、皆さんに支えられて、皆さんのお陰で、この賞を獲れたと思っています。感謝の気持ちでいっぱいです。まだまだ未熟者ですが、誠心誠意、作品や役と向き合って、皆さんに良い作品を届けていけるように、精進したいと思います」

 

清原果耶©︎東京ニュース通信社

清原果耶「今回はこのような名誉ある賞をいただき、本当に光栄に思います。私が昨年携わらせていただいた作品を一緒に作ってくださった監督、スタッフ、キャストの皆様が支えてくださったからこそ、いただいた賞だと深く感じております。ご紹介いただいた通り、先日18歳になりました。これまでは撮影が22時までしかできないという縛りがあったのですが、それがなくなるので、これからまたお芝居と向き合い、どこかのだれかに少しでも届くような作品を作っていきたいなと心から思います。今日は本当にありがとうございました」

 

吉沢亮©︎東京ニュース通信社

吉沢亮「本日は、こんなすばらしい賞をいただき、とても光栄に思っております。やっぱり賞をいただけるというのはすごく嬉しいことで、普段、あまり賞をもらおうと思ってお芝居をしているわけではないんですけれど、こうやってたくさんの方に評価していただいた証を頂けるというのは、本当に役者として、大きな喜びだなと噛み締めております。これからも、たくさんの応援してくださる方々に感謝をしつつ、もっともっと皆さんにたくさんワクワクを届けられるような、『吉沢亮の出ている作品なら見てみたいな』と思っていただけるような役者になりたいと思っています。これからも精進していきますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございました」

 

橋本環奈©︎東京ニュース通信社

橋本環奈「この度、エランドール賞新人賞にご選出いただき、本当に名誉ある賞をありがとうございます。この賞を受賞することとなった作品を、共に作ってきたスタッフの皆様、関係者の皆様、そして幼少期から支えてくれた両親に、心から感謝を申し上げます。ありがとうございます。私が初めて出演させていただいた映画は、2011年に公開された『奇跡』でした。本当に右も左もわからないなか、撮影現場に行くのも、撮影している感覚がないくらいでしたが、その作品をきっかけに、女優というお仕事を知り、その道に進みたいと思い、続けてこられました。映画『奇跡』から大きな影響や刺激をもらい、今の私が形成されたと言っても過言ではなく、振り返ると、私がここに立つ出発点だったのではないかなと思います。ありがたいことに、いろんな作品に出演させていただくことになって、たくさんのスタッフ、関係者の皆様とお会いしますが、作品はもちろん、お会いする皆様が私にとってかけがえのない宝物だと、今も変わらず思っています。この先も皆様とまた、さらに無我夢中に作品作りに邁進して参りたいと思います。恩返しといいますか、感謝の意をお伝えするためには、作品に誠実に向き合うことが全てだなと思いますので、頑張って参ります。これからもよろしくお願いいたします。本日は本当にありがとうございました」

 

エランドール賞
一般社団法人日本映画テレビプロデューサー協会が主催する、1年を通じて映画やテレビドラマなどで活躍した俳優やプロデューサー、作品を表彰する制度で、1956年にスタートしたもの。

新人賞・TVガイド賞
エランドール賞の表彰の1つで、1年を通じて最も活躍した将来有望な新人俳優に贈られる賞。1956年の第1回では石原裕次郎、高倉健などが選ばれており、その歴史や伝統の重みから、業界の数ある賞の中でも最も権威あるものの1つになっている。新人賞の受賞者には、副賞として、TVガイドを発行する東京ニュース通信社から「TVガイド賞」として銀製の写真立てが贈られている。