韓国で大ヒット!壮大なミステリー・ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』開幕

韓国で大ヒットしたミステリー・ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』が9月9日(木)日生劇場にて開幕しました。

19世紀末にロンドンで起こった猟奇的連続殺人事件とその犯人像をモチーフにし、2007年にチェコで制作されたミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』。2年後に韓国にて大幅な脚色がなされ、その後新曲も追加されて、韓国で幾度となく上演が繰り返される大ヒットミュージカルへと発展した。2012年と2013年には韓国からの来日公演も行われ、日本でもファンの多い本作が、演出・白井晃の手によって新たに生まれ変わり、ついに9月9日、初日の幕を開ける。

ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』舞台写真
(左から)木村達成、 堂珍嘉邦

人々の興味を惹き続け、100年以上に渡り小説や映画、舞台の題材として取り上げられた「切り裂きジャック」事件に、新たな解釈を提示するミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』。演出の白井晃は本作を「愛の物語である」と語り、劇的なストーリー展開の中にも人間の本質や愛憎を際立たせる細やかな演出を見せている。

ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』舞台写真
(真ん中下)小野賢章

外科医ダニエル役の木村達成は、純粋さ故に闇へ堕ちてゆくそのまっすぐな想いの強さを、同じくダニエル役(Wキャスト)の小野賢章は、医者としての熱意と愛の深さがねじ曲がっていく様をたくみに表現している。

ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』舞台写真
(真ん中)松下優也、(右)田代万里生

刑事アンダーソン役の加藤和樹は、正体の知れぬ殺人鬼を追う正義への想いと、理想通りにいかない現実との葛藤を見事に両立させている。同じくアンダーソン役(Wキャスト)の松下優也は、心のうちに秘めた純粋さと、それを表現できない苦悩を繊細に描き出す。

ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』舞台写真
(真ん中)堂珍嘉邦

殺人鬼ジャック役をアンダーソンと回替わりで演じる加藤は、打って変わって地響きのように広がる歌声でダニエルを支配し、誰の心にも住み着く悪として存在する。同じくジャック役(Wキャスト)の堂珍嘉邦は、得体の知れない殺人鬼を妖しい色気のある声で表現し、タイトルロールとしての貫禄をみせる。ダブルキャストそれぞれが全く違う個性を持ち、組み合わせによる作品の魅力の違いも多いに楽しめるだろう。

ダニエルと恋に落ちる娼婦グロリア役のMay‘nは、未来を夢見る姿と7年後の壮絶な日々のギャップを見せながら、芯の強い女性像を表現する。アンダーソンの元恋人、娼婦ポリー役のエリアンナは、理不尽な現実を憎みながらも愛に溢れた人物像を切なく響き渡る歌声で魅せる。

ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』舞台写真
(真ん中 左)田代万里生

新聞記者モンロー役の田代万里生は、これまでに見せたことの無いいやらしい芝居と歌声で、ペンの力で世間を動かすという野心と金への執着を見せ観客を惹きつける。

アンサンブルキャストの活躍も印象的だ。白井版『ジャック・ザ・リッパー』にとって重要な“街“の存在を形作る彼らは、市民や記者、娼婦など多様な役を演じ分け、ストーリーに奥行きを与えている。さらに、重厚なコーラスが特徴的な楽曲が多く、彼らはエネルギッシュで美しいハーモニーを響かせて、楽曲の魅力を最大限に引き出している。

ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』舞台写真

ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』は、思わず動き出したくなるようなロックテイストのナンバーから、うっとりするような愛のデュエットまで、様々な曲調が楽しめ、それぞれの楽曲の良さを堪能できる。ロンドン・ホワイトチャペル地区の街並みを現代から覗き込むかのような舞台美術は、色調を抑えたダークテイストで、当時の市民の苦悩がにじみ出る。人々の感情を切り抜くかのように街を照らすシャープな照明と立体的な映像が、このミステリー・ミュージカルの世界観を一層引き立てている。

人間の素直な欲求をまっすぐに突き詰めていく登場人物は、抑圧された日々を生きる私たちに鮮烈な刺激と非日常の開放感を与えてくれるに違いない。

演出:白井晃 コメント
韓国で大ヒットしたミュージカルということもあり、それなりの重圧はありましたが、余りその事に囚われない様に、台本と楽曲から想起されるイメージを丁寧に積み重ねてきました。19世紀末のロンドン・ホワイトチャペルに想いを馳せながら、作品の中にある人間ドラマに重きを置いて創作を続けてきました。そして、ようやく日本版としてのオリジナルな世界が浮かび上がってきた様に思います。この様な状況下でのリハーサルは、決して容易いものではありませんでしたが、キャスト・スタッフの献身的な努力によって、より濃密な世界を作り上げる事ができたと思います。控えめに言っても、かなり手応えのある作品になっていると思います。どうぞ楽しみにしていただければと思います。

ダニエル役:木村達成 コメント
初日が開幕します。この状況下、無事に幕が上がる事、本当に嬉しく思います。やはり舞台はお客様がいて成立する物です!このカンパニーに関わってくださっている全ての方に感謝し、舞台に立てている喜びをこの作品にぶつけていきたいと思います。皆様千穐楽まで応援よろしくお願いします!

ダニエル役:小野賢章 コメント
皆さんに安心して観ていただけるよう感染予防対策も徹底しつつ、稽古してきたことを舞台上でしっかりお見せできるよう頑張りたいと思います。物語が進んでいくにつれてダニエルが変わっていく様というか、ひとつの出会いをきっかけに物語がどんどんエスカレートしていって気が付いたらとんでもないところに来ている、そんな様子を見ていただけたらなと思います。

アンダーソン役/ジャック役:加藤和樹 コメント
予想通りアンダーソンとジャックの切り替えがなかなか難しいなと思いつつも、全く違った魅力のある二役ですし、この『ジャック・ザ・リッパー』という作品においてはものすごく重要な役どころなので、改めてこの役のやりがいを感じております。もちろん僕の役だけじゃなくてこの世界の中に生きる人間たちの姿、模様というものを感じていただけるよう、とにかく全力で、最後まで演じ切りたいと思います。

アンダーソン役:松下優也 コメント
日本のキャストでは初演ということで、キャスト・スタッフ一同気合いが入っています。感染防止対策もしっかりやってきたので、無事に初日を迎えることができとても嬉しいです。コロナ禍ではありますが、少しでも皆さんに元気になってもらえるように、僕らも一生懸命精一杯、この『ジャック・ザ・リッパー』の世界を演じたいと思いますので、ぜひ楽しみにしていてください。とにかくジャックがめちゃくちゃかっこいい!ライブ感のあるナンバーもあるので、ぜひそちらも楽しみにしていてください!

ジャック役:堂珍嘉邦 コメント
日本版『ジャック・ザ・リッパー』の初演でタイトルロールを演じさせていただき、このダークファンタジーの世界に参加することができて、非常に光栄です。フィクションとノンフィクションが交錯し、謎解きを含んだ事件簿のような要素もあるので、ぜひそこを楽しんでいただきたいです。キャストも皆さん個性的で、ダブルキャストの組み合わせでまた違った『ジャック・ザ・リッパー』をお楽しみいただけると思います。ぜひご覧いただき、この作品を大好きになっていただけたら嬉しいです!

グロリア役:May’n コメント
無事に初日を迎えることができ、嬉しく思います。グロリアは強さや可愛らしさ、苦しさや葛藤もありとても難しい役ですが、ダニエルとの大きな愛と共に生きたいと思います。
積極的に「来てください!」と大きな声で言えない世の中ですが、実際に足を運んでくださったお客様に「来てよかった!」と思っていただかないと!と出演者の1人として強く思っています。私自身、劇場の空気が震える瞬間がとても好きです。ぜひ一緒に1888年のロンドンを生きましょう!

ポリー役:エリアンナ コメント
何よりもこの日を迎えられたことが本当に良かったなと思っています。本番のセットや衣裳で稽古してみて、やっと白井さんの思い描くロンドンの空気が作れたかな、パズルの1ピースがまたはまったかな、と。ここにお客さんが入って、やっとそのパズルが完成するんだなと思うとワクワクが止まりません。マスクを外して舞台稽古をした時、自分自身も含め、みんなこんな表情でやっていたんだ!という新たな発見もあって、楽しみでしかありません!お客様にも安心して安全に、そして楽しくご覧いただけるよう、まだまだこれからもブラッシュアップしていきたいと思います。

モンロー役:田代万里生 コメント
ついに日本初演の幕が上がります!パワフルでパンチがありながらも大人で繊細さも併せ持つ本作のロックサウンドは、抑圧された今の世の中を吹き飛ばしてくれるかのよう。非日常的なドラマでありながら、観る人誰もがどこか心当たりのある想いを抱くシーンの数々。切り裂きジャックの特ダネを狙うロンドンタイムズの記者モンローとして、この作品を大きく、そして時に強引に揺れ動かしていきます。日生劇場でお待ちしております!

 

ーあらすじー
1888年ロンドン。
刑事のアンダーソン(加藤和樹・松下優也)は娼婦だけを狙う、“ジャック・ザ・リッパー”と呼ばれる殺人鬼(加藤和樹・堂珍嘉邦)を追っていた。残忍な犯行で解決の糸口も見えないため、マスコミを排除し非公開で捜査を進めようとする。しかしロンドンタイムズ紙の記者、モンロー(田代万里生)はスクープ記事のネタを狙ってアンダーソンに近づく。モンローは、麻薬中毒者で金が必要なアンダーソンの弱みにつけこみ、情報提供の取引に応じさせてしまう。
4度目の殺人現場で、アンダーソンの前に男が現れ「犯人を知っている」と告白する。「そいつの名前はジャックだ」と。彼は、7年振りにアメリカからロンドンにやってきた外科医ダニエル(木村達成・小野賢章)。7年前、ダニエルと元娼婦のグロリア(May’n)はジャックと出会っていた。
犯行が重ねられ事件は混迷を極めていく一方。アンダーソンはダニエルの告発に基づき、おとり捜査を計画するが、ロンドンタイムズ紙は“ジャック・ザ・リッパー”の殺人予告記事の号外を出してしまう。そして、アンダーソンと彼のかつての恋人だったポリー(エリアンナ)までもが事件に巻き込まれる。
果たして、殺人鬼“ジャック・ザ・リッパー”の正体とは…?
そして、本当の目的とは…?

 

<公演概要>

ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』

<キャスト>
ダニエル:木村達成・小野賢章(Wキャスト)
アンダーソン:加藤和樹・松下優也(Wキャスト)
ジャック:加藤和樹・堂珍嘉邦(Wキャスト)
グロリア:May’n
ポリー:エリアンナ
モンロー:田代万里生

朝隈濯朗 伊佐旺起 石井雅登 齋藤桐人 常川藍里 水野栄治 森内翔大 りんたろう
碓井菜央 岡本華奈 熊澤沙穂 香月彩里 菅谷真理恵 ダンドイ舞莉花 永石千尋 橋本由希子

[スタッフ]
作曲:Vaso Patejdl
作詞:Eduard Krecmar
脚本:Ivan Hejna
演出:白井晃

翻訳:石川樹里
訳詞:高橋亜子
音楽監督:島健
美術:石原敬
照明:高見和義
音響:佐藤日出夫
衣裳:安野ともこ
ヘアメイク:川端富生
映像:栗山聡之
振付:原田薫
ステージング・アクション:渥美博
音楽監督補:松田眞樹
歌唱指導:林アキラ
演出助手:豊田めぐみ
舞台監督:小笠原幹夫

[URL]
公式HP:https://horipro-stage.jp/stage/jacktheripper2021/
公式Twitter:https://twitter.com/musicaljack
公式Instagram:https://www.instagram.com/musicaljack2021/
#ミュージカルジャック #ミュージカルJTR

[東京公演]
期間:2021年9月9日(木)~9月29日(水)
会場:日生劇場
主催:ホリプロ WOWOW
お問い合わせ:ホリプロチケットセンター
TEL:03-3490-4949(平日11:00~18:00)
https://horipro-stage.jp/stage/jacktheripper2021/

[大阪公演]
期間:2021年10月8日(金)~10日(日)
・10月8日(金)14:00(木村、松下、加藤)
・10月9日(土)12:30(小野、松下、加藤)/17:00(木村、松下、加藤)
・10月10日(日)12:30(小野、加藤、堂珍)
会場:フェニーチェ堺 大ホール
主催:キョードーマネージメントシステムズ/フェニーチェ堺
お問い合わせ:キョードーインフォメーション
TEL:0570-200-888(平日・土 11:00~16:00)
https://kyodo-osaka.co.jp/search/detail/3031

企画制作:ホリプロ

HoriPro, licensed by Hamlet Production a.s. presents Jack the Ripper, music by Vaso Patejdl, libretto by Eduard Krecmer, book by Ivan Hejna, product idea Martin Hrdinka.

Tokyo Now Author