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注目のアーティスト6名によるによるグループ展「Laissez-faire」2月6 日(土)から開催!

銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUMでは、2021年2月6日(土)から2月21日(日)まで、作家6名によるグループ展「Laissez-faire」を開催します。

今回の展示では、昨年NYのアートフェアVOLTAに招待参加した岡田菜美、第35回上野の森美術館大賞を受賞した千葉美香、子供の頃に見た怖い夢やホラー映画、そこから生まれる空想のお化けや風景をモチーフにユーモラスなパンツ・ペインティングシリーズを制作する川平遼佑などの若手作家の平面作品とともに、ニワタカユキや野原邦彦、田島享央己など気鋭の立体作家の作品もご覧頂ける多彩な空間を作り上げます。

 

■アーティストプロフィール

がらんどう 2016 油絵具、アクリル絵具

岡田菜美 / NAMI OKADA
1991年生まれ、群馬県出身。2016年 多摩美術大学大学院修了。
主な展示に東京ワンダーシード(2016年/トーキョーアーツアンドスペース本郷)、”春風 -spring has come-”ART colors Vol. 32 春展示(2020年/パークホテル東京)など。
岡田は自身が訪れた場所の風景をモチーフにしているが、異なる経験を持つ観る者達に既視感や時を超えた心象風景を想起させる。風景や建物に対するイメージは、それぞれの人が持つ経験や思い出、記憶によって異なってくる。つまり、それらの場所には何通りものイメージがあるといえる。ある風景に人々の想いが重なることで初めて“ある”意味がもたらされるのではないか。幾重にも重なる「イメージを帯びた風景」と、「まだ意味を持たない風景」の関連性を作品の軸にして、「One view」を描いている。

 

Twilight Tokyo 2014 油彩、アクリル絵具

千葉美香 / MIKA CHIBA
1991年生まれ、札幌出身。2014年 北海道教育大学旭川校教員養成課程芸術・保健体育教育専攻美術分野卒業
主な展示に第35回上野の森美術館大賞展 絵画大賞受賞者 千葉美香展(2019年/上野の森美術館ギャラリー)、”アーティストが見た沖縄~忘れられない一瞬へ。”(2019年/銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM)など。

作家コメント
黄昏時の空はロマンチックで、一瞬の儚い水しぶきをよりドラマチックに照らし出す。水に浸かっていた肌も生き返ったかのように艶やかに輝きを帯びる。水はとても身近な物質であるが、そこに神秘的な美しさを見出し癒しや感動を味わったとき、私たちは神様との繋がりを再認識する。

 

午前四時、目覚める 2019 アクリル絵具、オイルパステル

川平遼佑 / RYOSUKE KAWAHIRA
1990年生まれ、愛知県出身。2014年 名古屋芸術大学卒業。
主な展示にSICF20(2019年/スパイラルホール)、”雨のち晴レの日” ART colors Vol.33 夏展示(2020年/パークホテル東京)など。

作家コメント
子供の頃に見た怖い夢やホラー映画、そこから生まれる空想のお化けや風景。
これらは幼少期の自分にとって大きなトラウマであり、夜になると怖くてトイレに行けないことが多く、よくオネショをしていた。
オネショという行為は人間が唯一、夢の跡を残せる行為なのかもしれない。

 

スーパー・ジャンボ・ラブ 2016 FRP

ニワタカユキ
1981年生まれ、愛知県出身。2004年 愛知県立芸術大学美術学部彫刻科卒業。
主な展示にART STAGE SINGAPORE(2017年/Marina Bay Sands)、アートフェア東京(2017年/東京国際フォーラム)など。

作家コメント
造形で人を笑わせたいという気持ちを常に持っています。
人間の業をばかばかしく表現したいと考えています。

 

カプチーノV 2020 FRP

野原邦彦 / KUNIHIKO NOHARA
1982年生まれ、北海道出身。2007年 広島市立大学大学院芸術学研究科彫刻専攻修了。
主な展示に個展“ステキな時間”(2017年/上野の森美術館)、GINZA ART EXHIBITION 野原邦彦“今夜は本屋でパーティー”(2018年/銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM)など。

作家コメント
周囲と独立して感じる瞬間 少し違う時空にいる感覚を持つことがある
それは人の過ごす時間とは無関係に形を変えていく雲や煙のようでもあり
自分だけの空間のようにも感じる
自分が感じとった様々なシーンを作品として形に残す
今現在 記憶からは排除されそうな自由や時間 欲望を表現する
それは自分が自分であるため その人がその人であるために重要なことだと感じている

 

イカピエタ 2020 樟

田島享央己/ TAKAOKI TAJIMA
1973年生まれ、千葉県出身。2000年 愛知県立芸術大学美術学部彫刻科卒業。
主な展示に個展“彼は何故これを彫ったのか?”(2019年/代官山蔦屋書店)、個展“花も嵐もお彫刻”(2020年/The Nippon Club)など。
古来より日本は木と共に歩んできたなかで、神仏像も時代と共に様々な表現がされてきた。人の形により近いもの、デフォルメされたものなど、その神仏の納められる場所や信仰によって仏師たちにより作られてきた。
田島は仏師の流れを汲む彫刻家一家の5代目として生まれ、様々な時代の神仏像に触れることのできる環境で育ち、彼にとって多種多様な作品を生み出すことは自然なことであり、一見全く意図が違うように見える等身の女性像と可愛らしい二頭身像は、彼にとってはどちらも目には見えない“存在”を形にしている。
女性像の視線は焦点が不確かでありながらも力強く、普賢菩薩のような慈悲深い存在を、二頭身像は私たち日本人にとってなじみ深い八百万の存在に近しいものを感じることができる。
目には見えない、言葉にはできない、何らかの存在は、時代が移り変わっても普遍的なものであり、この現代社会において忘れずに感じていたいものである。

 

<展示会情報>

グループ展「Laissez-faire」

[会期]
2021年2月6日(土)~2月21日(日)
※営業時間は店舗HPをご確認ください。

[会場]
銀座 蔦屋書店GINZA ATRIUM
https://store.tsite.jp/ginza/

[入場]
無料

[主催]
銀座 蔦屋書店

[協力]
gallery UG

[お問い合わせ]
03-3575-7755(営業時間内)
info.ginza@ccc.co.jp

[特設ページ]
https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/18341-1427470125.html