国際映画祭で数々の賞に輝くドキュメンタリー映画『アリ地獄天国』10月下旬から東京での劇場公開決定!
国際映画祭で数々の賞に輝くドキュメンタリー映画『アリ地獄天国』(監督:土屋トカチ)が、2020年10月下旬より渋谷区・ユーロスペース、11月1日より北区・シネマ・チュプキ・タバタでの公開が決定しました。
2015年~2018年の3年間、とある引越会社における労働争議を密着取材したドキュメンタリー映画『アリ地獄天国』。この争議は、テレビ東京系の人気番組「ガイアの夜明け」等でも取り上げられ、その年の最高視聴率を記録しております。本作品の映像素材の一部も番組内で使用されました。
監督は『フツーの仕事がしたい』『ブラック企業にご用心!』『ブラックバイトに負けない!』『コンビニの秘密』など、日本の労働問題に関する映像作品を多く手掛けてきた、叩き上げの実力派・土屋トカチ。
すでに国際映画祭では、山形国際ドキュメンタリー映画祭日本プログラムに公式出品されたことを皮切りに、第20回ニッポン・コネクション(ドイツ)ニッポン・オンライン賞(観客賞)、ピッツバーグ大学(米国)第2回日本ドキュメンタリー映画賞・グランプリ、門真国際映画祭ドキュメンタリー部門優秀作品賞を受賞。その他、貧困問題への理解と意識を持ち、正確にかつ継続的に報道するなど、顕著な報道活動を行ったジャーナリスト個人を対象とした貧困ジャーナリズム賞2019も受賞しています。
2020年秋、コロナ禍で雇い止めされた日本の労働者は6万人を超えたと報道されました。先の見えない経済状況の中、観客からは「苛立ちで途中何度か泣きそうになった。仕事が人としての尊厳を奪うなんて、絶対にあってはならない」など、主人公への共感をつづった感想がSNS等を通じて発信されています。
すでに名古屋シネマスコーレ、大阪シアターセブン、横浜シネマリンで公開されていましたが、この度ようやく東京都内での劇場公開が決定しました。
10月下旬より渋谷区・ユーロスペース、11月1日より北区・シネマ・チュプキ・タバタにて公開。そして、横浜シネマリンではアンコール上映も決定しております。今後、全国のミニシアター系で公開を準備中です。
《上映情報》
[東京]
ユーロスペース
2020年10月下旬~ 公開決定
03-3461-0211
http://www.eurospace.co.jp/
[東京]
シネマ・チュプキ・タバタ
2020年11月1日(日)~ 公開決定
03-6240-8480
http://chupki.jpn.org/
[横浜]
横浜シネマリン
2020年秋~ アンコール上映決定
045-341-3180
https://cinemarine.co.jp/
[京都]
京都みなみ会館
公開日程未定
075-661-3993
https://kyoto-minamikaikan.jp/
[神戸]
元町映画館
公開日程未定
078-366-2636
https://www.motoei.com/
ほか、全国ミニシアター系で上映準備中。
とある引越会社。社員は自分たちの状況を「アリ地獄」と自嘲する。長時間労働を強いられ、事故や破損を起こせば、会社への弁済で借金漬けになるからだ。本作の主人公、西村有さん(仮名)は34歳の営業職。会社の方針に異議を唱え、一人でも入れる個人加盟の労働組合(ユニオン)に加入した。するとシュレッダー係へ配転させられ、給与は半減。さらに懲戒解雇にまで追い込まれた。ユニオンの抗議により解雇は撤回させたが、復職先はシュレッダー係のまま。会社に反省の色は見られない。
西村さんは、「まともな会社になってほしい」と闘いを続け、次第にたくましく変わってゆく。
本作の監督・土屋は、仕事で悩む親友の自死を防げなかった後悔とともに、3年にわたる闘いに密着する。生き残るためのロードームービー(労働映画)。結末はいかに!
『アリ地獄天国』
10月下旬から東京での劇場公開決定!
監督:土屋トカチ『フツーの仕事がしたい』
取材協力:プレカリアートユニオン
ナレーション:可野浩太郎
主題歌:マーガレットズロース「コントローラー」
撮影・編集・構成:土屋トカチ
構成:飯田基晴
整音:常田高志
企画:小笠原史仁・土屋トカチ
広告デザイン:信田風馬(創造集団440Hz)
制作:映像グループ ローポジション・白浜台映像事務所
配給:映像グループ ローポジション
公式ウェブページ:https://www.ari2591059.com/
日本/2019/98分/デジタルファイル/DCP上映