株式会社レプロエンタテインメントが運営するオンライン型演劇場・浅草九劇で、 6月5日(金)、 俳優・柄本明さんによる、 ひとり芝居『煙草の害について』がオンライン上演された。
本作は、 柄本明さんが1993年に初めてのひとり芝居の試みとして、 自身が構成・演出して上演し、 好評を博した作品です。 アントン・チェーホフの原作は上演時間20分程の短編ですが、 柄本明さんによる上演は他のアントン・チェーホフ作品を部分的に取り入れ、 また新たに書き加えて、 1時間程の風変わりなひとり芝居となっている。
浅草九劇は、 作品のオンライン配信が快適にできるような設備とスタッフを常設しオンライン型演劇場としてリニューアル。 そして本作は、 リニューアル後の第1弾として企画されました。 柄本明さんにとっても、 オンライン上での上演は初の試みで、 劇場内に設置された、 8台のカメラが追う柄本明さんの姿が、 チケットをご購入いただいたお客様に届けられました。
上演終了後の柄本明さんのコメント
本来ならば、 この劇場の客席にはお客様はいるはずですが、 無観客ということでやらせていただきました。
文化・芸術は人間と同じです。
文化・芸術が死ぬということは、 それは人間が死ぬということです。
いずれはこの客席でお客様とお会いしたいと思っています。
本日は観ていただきまして、 誠にありがとうございました。
<公演概要>
柄本明ひとり芝居『煙草の害について』
原作:アントン・チェーホフ
構成・演出・出演:柄本明
公演日:6月5日(金)19:30開演、 6日(土)14:00開演
場所:浅草九劇
ライブ配信:2,000円
チケット購入: https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/0186kw1103cqd.html
※現在販売中
※劇場での観覧はございません。