オペラ『セビリアの理髪師』を2月6日より新国立劇場オペラパレスで上演

新国立劇場では2020年2月6日よりオペラ『セビリアの理髪師』を上演します。

2016年公演より

軽妙洒脱なストーリー展開と軽やかな声の妙技が楽しい、 ロッシーニ随一の人気作。 ロッシーニ・クレッシェンドで盛り上がる有名な序曲に始まり、 理髪師フィガロが早口で自慢をまくし立てる「私は町の何でも屋」、 ロジーナが恋心を軽やかに歌うコロラトゥーラの人気曲「今の歌声は」など、 おなじみの華やかなナンバーにのせて、 箱入り娘ロジーナと伯爵がフィガロの活躍で結ばれる、 痛快な恋物語が繰り広げられます。

ケップリンガー演出は、 1960年代後期のフランコ政権時代のスペインが舞台。 60年代のポップでキッチュな空気を、 800種にも及ぶ小道具が埋め尽くすカラフルな美術で表現。 社会変革期の“熱い”市民の勢いを背景に設定、 権力と不道徳の絶妙なバランスのもと、 コメディを練り上げた演出は、 ユーモアいっぱいでスピーディー。 見た目もお金も大事なロジーナ、 ちびっこギャング団を従えたフィガロ、 娼館を営む家政婦ベルタら、 したたかでちょっとずる賢くリアルな登場人物が、 抱腹絶倒をお約束します。 あの手この手でロジーナに近づこうと奮闘する伯爵とフィガロが何度も変装して作戦を遂行、 ついに結ばれる物語は、 笑いに次ぐ笑いを誘い、 最後は人生の喜びをじんわり実感させます。 オペラが初めての方、 「『セビリアの理髪師』は序曲しか聴いたことがない」という方でも、 文句なく楽しめること請け合いです。

2016年公演より

イタリアを拠点にヨーロッパの主要劇場で次々と主役級を射止めている脇園彩は、 いよいよ得意のロジーナを披露! ロジーナはミラノ、 ボローニャ、 フィレンツェ、 トリエステ、 そしてペーザロのロッシーニ・オペラ・フェスティバルのロッシーニ没後150年記念公演でも大評判を獲得した、 最大の当たり役です。

脇園彩が昨シーズン『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・エルヴィーラで新国立劇場デビューした際の、 精緻な声楽表現と弾けるような演技に魅了されたファンも多いはず。 そして各地で共演を重ね息の合った共演者たちとのロジーナ役出演で、 更に活き活きと本領を発揮するに違いありません。

アルマヴィーヴァ伯爵は、 アメリカ出身でベルカントのスターとして欧米の一流歌劇場を席巻中のラテン系テノール、 バルベラ。 フィガロには、 ‘フィガロ歌い’として知られ、 緻密さと活気ある表現に定評のフランスのバリトン、 センペイ。 二人の恋路を妨害する後見人バルトロは、 喜劇役で大活躍のバス、 ボルドーニャ。 脇園彩と共に、 世界のオペラハウスを賑わせている旬の歌手にして、 ロッシーニ・オペラ・フェスティバルの常連でもあるスペシャリストが大集結します。

指揮に当たるのは世界の劇場から引く手あまたのアッレマンディ。 難曲だけにアンサンブルがピタッとあってロッシーニ・クレッシェンドで盛り上がる瞬間は爽快そのものです。 世界のロッシーニ歌手が繰り出す絶妙なアンサンブルと魅惑のテクニック合戦は必見必聴、 キャスティングが発表され、 出演者の活躍が知られるにつれ、 前評判もうなぎ登りの大注目公演です。

2016年公演より

2020年はスポーツに注目と期待が集まっているが、 実は新国立劇場のオペラも、 年明けからスポーツ以上に目が離せない。 この役はこの人で聴きたいという旬の歌手が、 ズラリと並んでいるからだ。 オペラはさまざまな角度から楽しめるけれど、 「セリフを歌う音楽劇」である以上、 肝心要は歌。 歌手の歌に満足できないと、 心満たされて劇場を後にするのは難しい。 だが、 ここに紹介する演目にかぎって、 心満たされぬ結果は想像しづらい。 世界のワキゾノを筆頭に珠玉のロッシーニ歌いが配置された『セビリアの理髪師』。 よくぞ集まったものである。

なんと言っても脇園彩のロジーナである。 新国立劇場の『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・エルヴィーラの名唱で、 彼女がヨーロッパで活躍する理由が伝わったはずだが、 ロジーナこそ十八番だ。 2018年、 ペーザロのロッシーニ・オペラ・フェスティバル(ROF)で、 ロッシーニ没後150年のロジーナに抜擢され、 純イタリアの響きと完璧なアジリタ、 深い解釈で絶賛された脇園。 その声はいまスケールを増し、 成長のあとがめざましい。

共演陣がまたいい。 アルマヴィーヴァ伯爵のルネ・バルベラは、 ロッシーニの諸役のほか『ドン・パスクワーレ』等も聴いたが、 甘い声での優雅なフレージング、 ストレスなく達する超高音、 装飾歌唱の冴えで常に強く訴える。 最近、 パレルモで脇園と共演した『イドメネオ』を聴き、 卓越した歌に感心したが、 超絶技巧が必要なロッシーニでひときわ輝くはずだ。 フィガロのフローリアン・センペイは、 ROFでもフィガロを歌ったノーブルなバリトン。 バルトロのパオロ・ボルドーニャも喜劇役の最高峰としてROFの常連で、 19年も『とんでもない誤解』で圧倒的な拍手を浴びた。 マルコ・スポッティもベルカントのバスの第一人者。 配役のどこにも隙がない。

 

ーSTORYー
アルマヴィーヴァ伯爵は、 町一番の美人ロジーナに一目惚れ。 しかし、 財産目当てでご執心の後見人バルトロのせいで、 ロジーナはアプローチ不可能の箱入り娘状態。 そこで伯爵は、 散髪から身の上相談、 恋の仲介、 手紙の代筆まで何でもする町の便利屋のフィガロに助けを求める。 あの手この手でバルトロ家に侵入し、 伯爵の想いはロジーナに伝えられるが、 大混乱を巻き起こす。 フィガロの機転でピンチを脱し、 すったもんだの末ハッピーエンドで幕となる。

 

ベルカント大使による!新国立劇場『セビリアの理髪師』の魅力をご紹介(Act1)

ベルカント大使による!新国立劇場『セビリアの理髪師』の魅力をご紹介(Act2)

 

<開催概要>

新国立劇場2019/2020シーズンオペラ『ラ・ボエーム』

[公演日程]
2020年2月6日(木)18:30/8日(土)14:00/11日(火・祝)14:00/14日(金)14:00/16日(日)14:00

[会場]
新国立劇場 オペラパレス

[スタッフ]
指揮:アントネッロ・アッレマンディ
演出:ヨーゼフ・E.ケップリンガー

[出演]
アルマヴィーヴァ伯爵:ルネ・バルベラ
ロジーナ:脇園彩
バルトロ:パオロ・ボルドーニャ
フィガロ:フローリアン・センペイ
ドン・バジリオ:マルコ・スポッティ
ほか

合唱:新国立劇場合唱団
管弦楽:東京交響楽団

[チケット料金]
S:24,200円 ・ A:19,800円 ・ B:13,200円 ・ C:7,700円 ・ D:4,400円・ Z(当日のみ):1,650円

[チケットのお求め]
新国立劇場ボックスオフィス 03-5352-9999
WEBボックスオフィス:http://nntt.pia.jp/

[アクセス]
京王新線(都営新宿線乗入)初台駅中央口直結

[主催]
新国立劇場

[お客様からのお問い合わせ先]
新国立劇場ボックスオフィス 03-5352-9999(10:00~18:00)

[公演情報WEBサイト]
https://www.nntt.jac.go.jp/opera/ilbarbieredisiviglia/

Tokyo Now Author