天野友二朗監督商業作品デビュー『幸福な囚人』劇場公開決定!
2017年、初監督作『自由を手にするその日まで』で、現代社会に暮らす人間の孤独や心の闇を描きセンセーショナルな監督デビューを果たした鬼才・天野友二朗監督の最新作であり、初の商業作品『幸福の囚人』の特報映像が公開されました。
天野友二朗監督は、大学院在学中、医学系基礎研究を学ぶ傍ら、独学で映画製作を始め、監督・脚本・作曲などをこなすマルチな才能を発揮。絶対音感に裏付けされた生音での楽曲制作を行う。
医学部出身という異色の経歴を生かしたサイエンス描写を活かし、初監督作『自由を手にするその日まで』は、70万円という超低予算ながらクオリティの高い独自の映像世界を表現し、「カナザワ映画祭2017」で審査員特別賞受賞、他映画祭でも入選・受賞を多数果たした。(現在全国DVDリリース中)
本作『幸福な囚人』では、抑圧された社会生活の中での人間の孤独、闇、愛、狂気を一貫してテーマにしてきた天野友二朗監督が、人間の持つ二面性にフォーカスし、初の商業作品としてスケールアップして描く極上の心理サスペンスである。
出演は『アウトレイジ』『地獄でなぜ悪い』他多数出演の山中アラタ、『進撃の巨人』『ジョーカー・ゲーム』の児玉拓郎、『ジムノペディに乱れる』『ちょっとかわいいアイアンメイデン』『片腕マシンガール』の小原徳子、『私の奴隷になりなさい第2章・第3章』『蠱毒 ミートボールマシン』の百合沙など実力派らが集結。そして『恋人たち』の池田良や、『無垢の祈り』のBBゴローなども脇を固める。
本作は2019年冬に劇場公開を予定している。
無口で不器用な会社員の澤田(山中アラタ)は、不妊症をきっかけにうつ病になった妻(小原徳子)を献身的に支えるが、自身も次第に精神を病んでいく。
そんな中、海外企業から岸本(児玉拓郎)という男が、同期として転職してくる。
自分とは対照的に自信満々の岸本と親しくなるが、徐々に岸本の暴力性、猟奇的な一面を目の当たりにし、恐怖感を覚えていく。その一方で、危険な魅力のある岸本のカリスマ性に、徐々に魅せられていく。
「もっと本能に忠実になれ」と岸本に吹き込まれ、心が揺れていく澤田。自分と同じく家庭に悩みを抱える女性社員の美奈子(百合沙)と不倫関係となるが、その美奈子にも社内で自分の立場を守るために「澤田から迫られた」と吹聴されて、裏切られる。
絶望の中、澤田は、自分の中に眠る狂気的な一面を開放していく・・・
製作・配給・宣伝:株式会社ABCライツビジネス
監督・脚本・作曲 他 :天野友二朗
キャスト:山中アラタ・児玉拓郎・小原 徳子・百合沙・池田良・BBゴロー 他
公開:2019年冬公開予定