新人・木竜麻生、東出昌大、寛一郎、韓英恵 出演 アナーキーな青春群像劇『菊とギロチン』クラウドファンディング開始!
2010年の傑作『ヘヴンズ ストーリー』から8年振りに瀬々敬久監督が自主企画で完成させた、アナーキーな青春群像劇『菊とギロチン』の配給・宣伝資金を募るクラウドファンディングを本日4月23日より開始します。
本作は、7月7日よりテアトル新宿ほか全国順次公開となりますが、より多くの皆様にこの映画を届けるため、7月6日まで300万円を目標にクラウドファンディングを実施し、本作の配給・宣伝費を募ります。また、「女性と相撲」が話題にのぼる中、劇中の「女相撲」の名場面写真を多数解禁します。
瀬々監督が本作を企画したのは、三十年前。長年企画を温め続け、「この映画を何としてもつくりたい」という監督の想いに賛同した多くの方の支援により、入魂作『菊とギロチン』が完成しました。舞台は大正末期、関東大震災直後の日本。混沌とした情勢の中、急速に不寛容な社会へとむかう時代。登場するのは、かつて 実際に日本全国で興行されていた「女相撲」の一座と、実在したアナキスト・グループ「ギロチン社」の青年たち。様々な過去を背負った女性たちが、少し頼りないが「社会を変えたい、弱い者も生きられる世の中にしたい」という大きな夢だけは持っている若者たちと運命的に出会い、 立場は違えど、「自由な世界に生きること」を願う者同士、次第に心を通わせ、同じ夢を見て、それぞれの闘いに挑む—-。
【女相撲について】
女相撲が興行として始まったのは江戸時代(1700年代)とされており、明治13年(1880)には山形の石山兵四郎が、「石山女相撲」を創業して本格的な女相撲興行を開始。 その後、いくつかの一座が生まれ、全国を巡業し、活況を呈す。明治23年(1890)年には東京・両国回向院での興行が大評判となるが、当時の風潮から「風紀を乱す」との声もあり、中止を命ぜられた。それでも女相撲は庶民の支持を受け、昭和初期にはハワイや台湾、満州、サイパンなどでも巡業。戦後も各地で興行するも、昭和30年代にはすべての一座が幕を下ろした。
本作では、 発祥の地山形の女相撲研究家佐藤宏一氏や昭和初期に活躍した女大関・若緑を母に持つ遠藤泰夫氏から資料提供を受け、当時の女相撲を再現。2016年10月、滋賀県愛荘町の軽野神社境内に土俵と相撲小屋をしつらえ、地元エキストラの方を観客に、女相撲の熱戦シーンが撮影された。力士役は、主演の木竜麻生をはじめオーデイションなどで選ばれた11名で、彼女らは、6月から大学相撲部の指導を受けて稽古。当初は、スリ足や四股など基本動作もままならなかったが、撮影時にはそれぞれの得意技を披露できるまでに成長。連日の激しい稽古ですり傷や腰痛など満身創痍になりつつも、瀬々監督の演出に体を張って応えた。単なる演技を凌駕し現場を興奮と熱気で包んだガチな対戦シーンは必見だ。
【『菊とギロチン』公開に向けクラウドファンディングを4月23日より開始!!】
プロジェクト名:やるなら今しかない!7月7日公開 瀬々敬久監督入魂の『菊とギロチン』上映支援プロジェクト
- 期間:2018年4月23日(月)~7月6日(金)
- 目標金額:300万円
- 特典:全国共通劇場鑑賞券、試写会御招待、初日御招待、オリジナルグッズ、劇中使用衣装など
- ページ: https://motion-gallery.net/projects/kiku-guillo
【映画「菊とギロチン」概要】
- 公開:テアトル新宿ほか7月7日(土)全国順次公開
- 監督:瀬々敬久
- 脚本:相澤虎之助・瀬々敬久
- 出演:木竜麻生、東出昌大、寛 一 郎、韓英恵、渋川清彦、山中崇、井浦新、大西信満、嘉門洋子、大西礼芳、山田真歩、嶋田久作、菅田俊、宇野祥平、嶺豪一、篠原篤、川瀬陽太
- ナレーション:永瀬正敏
- 189分
- 配給:トランスフォーマー
- ©2018「菊とギロチン」合同製作舎
- 公式サイト: http://kiku-guillo.com/