藤井直樹 主演、岡﨑彪太郎 出演!舞台『あの夏、君と出会えて ~幻の甲子園で見た景色~』公開稽古&囲み取材を実施
2025年8月23日(土)より東京・サンシャイン劇場を皮切りに、大阪・大阪松竹座、石川・金沢市文化ホール、広島・広島国際会議場フェニックスホール、愛知・御園座にて上演する舞台『あの夏、君と出会えて〜幻の甲子園で見た景色〜』公開稽古と囲み取材が7月24日に実施された。

まず披露されたのは1幕2場。現代の大学生・森下令児(藤井直樹)が、突如昭和17年にタイムスリップしてしまい、津田昭夫(岡﨑彪太郎)をはじめとした当時の江戸川実業野球部員(生田俊平、佐野遥喜、小川丈瑠、琥城雄太)、昭夫の許嫁の田村明子(福室莉音)、教師の高柳節子(宮地真緒)、江戸実野球部の山本浩一監督(永井大)に初めて出会う場面です。主演の藤井はタイムスリップした驚きを表しながら、野球への思いの強さをにじませ、投球シーンも披露。岡﨑は主将らしく野球部員をまとめつつ、現代から来た令児の服装に驚くコミカルな演技も見せました。

次に披露した1幕5場は、グラウンドの使用を巡り、野球の練習を続けたい野球部員と、軍事練習を行おうとする軍事教官・広岡(校條拳太朗)らが対立する緊迫感漂う場面です。戦争に懐疑的な態度を示す令児、そんな令児をかばって軍人から棒で叩かれてしまう昭夫という重い場面を藤井と岡﨑が熱演。また、永井・宮地・校條は戦争へ複雑な思いを抱える大人たちの心情を表しました。

場面披露後には、野球練習の様子も公開。藤井、岡﨑を中心とした野球シーンに参加するメンバーが順番にバッティング、ピッチングの様子を見せると、野球監修の今成亮太がフォームを指導します。今成からグッドサインで称えられた岡﨑のバッティング、野球未経験ながらエースピッチャー役として練習を重ねた藤井のピッチングに周囲からも歓声が上がり、今成は「最初はどうなることかと思いましたが、成長しました!」と太鼓判を押しました。
演出の木村は「2人ともどんどん成長していっています。本当にチームワークが良くて、稽古が終わったら毎日みんなで色々アドバイスし合っている」とチームの雰囲気も絶賛。藤井が「今成さんに直接教えていただき、動画で練習方法の解説や宿題もいただいて、それを見て家で練習しました。稽古場では経験者の野球部員役のみんながアドバイスくれて、こたちゃん(岡﨑)もいつも動画を撮ってくれて」と明かすと、岡﨑は「動画撮る係やってます」と笑顔に。藤井は「『江戸実野球部』という(SNS)グループがあるんですけれども、そこに『藤井ちゃんの成長記』を作ってもらっています」と感謝しました。

逆に岡﨑は、藤井に対し「座長なのでセリフ量が多くて、すごく向き合ってる」「休憩中にもセリフの練習をしていたり、稽古場に入ったらまずボール投げる練習を始めていたり。努力を僕らに見せてくれているなと思います。それがあるから、僕らも『バット振らないと』と思い出すんです」と、“背中で見せてくれる”座長だと感謝。演出の木村は「真摯に台本と向き合っている姿がある」と2人の様子を語り、「2人の掛け合いの芝居が多いんですよ。その時の自分の気持ちが伝わったか、相手の演技もしっかり見てアドバイスしているのを見ると、さすが座長だなっていうところは感じますね」と、藤井の座長ぶりを称賛しました。
藤井は「僕もまだまだですけど、特に2人のシーンは高め合っていきたい部分なので、いつも考えながら、『こたちゃん、こういう動きしてもらってもいい?』『こういう動きしてみるから、試してみるね』とか、言い合いながらやっています」と稽古中のやりとりについても説明。木村が「高め合ってる感じがすごくしますね」と頷くと、岡﨑も「切磋琢磨!」と応じていました。
元高校球児で大学4年生の森下令児(藤井直樹)は、東京の野球名門校・江戸川実業のエースだったが、憧れていた甲子園はコロナ禍で中止となり、夢は途絶えていた。人生の大きな目標を見失い、就職にも思い悩んでいた令児は、同級生で恋人の菊地礼子(前島亜美)と一緒に過ごしていた令和7年のある日、突然太平洋戦争真っ只中の昭和17年の東京へタイムスリップしてしまう。立ち尽くす令児が、転がってきた野球ボールを思わず剛速球で投げ返すと、その球を受け取ったのは当時の江戸川実業野球部主将の津田昭夫(岡﨑彪太郎)だった。その腕を見込んだ昭夫は令児の野球部入部を条件に、生活の面倒をみることに。監督・山本浩一(永井大)の獅童、野球部を応援する教員・高柳節子(宮地真緒)の励ましのもと、彼らは共に練習を始めるが……。
公演概要
『あの夏、君と出会えて~幻の甲子園で見た景色~』
羽原大介
木村弥寿彦
藤井直樹 岡﨑彪太郎
前島亜美 福室莉音/生田俊平 佐野遥喜 小川丈瑠 琥城雄太
校條拳太朗 宮地真緒 永井大
東京・サンシャイン劇場
2025年8月23日(土)~31日(日)
ご観劇料(税込):S席12,000円/A席7,000円
主催:松竹株式会社
大阪・大阪松竹座
2025年年9月6日(土)~14日(日)
ご観劇料(税込):1等席12,000円/2等席7,000円
主催:松竹株式会社
石川・金沢市文化ホール
2025年9月20日(土)13:00/17:00
ご観劇料(税込):S席12,000円/A席8,500円
主催:北陸放送、ケィ・シィ・エス
共催:いしかわ舞台芸術祭実行委員会
特別協力:北國新聞社
広島・広島国際会議場フェニックスホール
2025年9月23日(火・祝) 11:30/15:30
ご観劇料(税込):S席12,000円/A席7,000円
主催:清水芸能企画
愛知・御園座
2025年9月26日(金)~28日(日)
ご観劇料(税込):S席12,000円/A席7,000円
主催:御園座
チケット販売開始
全会場 2025年7月20日(日) 10:00~
松竹株式会社
公式サイト:https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/2508_sunshine_anonatsu/
公式X:@anonatsu_st