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「大人の休日倶楽部」プレス発表会に新メインキャスト・竹野内豊が登壇!「まだまだ旅の途中。プライベートでも少しずつ人生を豊かにしていきたい」

東日本旅客鉄道株式会社は、3月12日(水)に東京ステーションホテルにて「大人の休日倶楽部」のプレス発表会を開催。ゲストに、同サービスの新メインキャストに就任した竹野内豊を招き、出演した新CMの撮影秘話や、「大人」「休日」をテーマにトークを行いました。

「大人の休日倶楽部」プレス発表会

発表会の始めには、3月24日(月)から放送開始となる新シリーズ第一弾のCMを放映。その後、ステージに竹野内が登場し「撮影は昨年の11月上旬に行いまして、ようやくお披露目できて嬉しく思っております」とあいさつしました。

同サービスの新メインキャストに就任した心境を聞かれると「実は、ちょうど20歳のときに『JR SKISKI』というCMをやらせていただきました。今回、吉永さんが長年作り続けてきた『大人の休日倶楽部』という名誉あるCMを引き継がせていただくという形で、とても嬉しく思っております」と喜び、完成したCMを見た感想を「妻役の方の『これからどうする?』という台詞に対して『まだ決めてない』と。そのように何も決めず、自然の中で大切な人とゆったり過ごす時間というのは、本当に身も心も豊かになれる時間ではないのかなって、そんなふうに拝見して感じました」と口にしました。

「大人の休日倶楽部」プレス発表会

CM第一弾の舞台となった福島県の印象については「実はゆっくり観光したことがないんですが、福島県出身の友人が『とにかく自然が綺麗だから、都会の生活に疲れたと思ったらぜひとも行ってみるといいよ』と言ってくれていたんです。実際に行ってみると、撮影を忘れてプライベートで来たような感覚になってしまうくらい、本当に景色が美しくて、とても満喫することができました」と話し、続けて「とにかく子どもの頃は自然遊びばかりしていたので、そういった場所に行くと懐かしさを感じるというか、自然と馴染めるといいますかね」とにっこり。

ロケ地となった五色沼には、紅葉の最盛期を迎える少し前に撮影に行ったようで「地上の美しさはもちろんのこと、水面に映る景色がとにかく素晴らしく、四季折々の風景をまさに全身で感じられる空間でした」と絶賛し、ボートをこぐシーンを「監督と話し合って、ちょっと苦労しているようなお芝居を。ぜひ奮闘ぶりを楽しんでいただけたらと思います(笑)」とアピールしました。

「絶景を楽しめる路線」として知られるローカル線・只見線の「早戸駅」のホームでも撮影。「子どもの頃から自然遊びしてきたこともあって、幼い頃にタイムスリップしたような、不思議な懐かしさを五感で感じさせてくれる、そんな佇まいが素敵な駅でした」としみじみとし、今回の撮影では乗車することができなかったとのことで「いつか電車の中からの景色も、ゆっくり電車に乗りながら美しい景色を楽しみたいです」と目を輝かせていました。

そのほか、撮影中の印象に残ったエピソードを求められると「『大人の休日倶楽部』が始まった当初から、吉永さんと一緒にCMを作ってこられたスタッフが多くて、そのようなスタッフと出会えて非常に感慨深い気持ちになりました」と紹介しました。この日は、前メインキャストである吉永から届いたメッセージVTRも上映。励ましの言葉を受け取った竹野内は「吉永さんのCMすごく好きだったんです。今、改めて吉永さんから直々に『竹野内さん』とおっしゃっていただいたとき、背筋がぐっと伸びるような気持ちになりました。特別な使命を帯びるような感覚で、身に余る光栄です。吉永さんが20年間、丁寧にスタッフの方々とさまざまな思い出を作りながら、大切に作り上げてきた想いをバトンとして受け継いで、これから私自身もスタッフの皆さんと旅を楽しみながら、すてきなCMを作っていきたいと思います」と感慨深い表情で語りました。

「大人の休日倶楽部」プレス発表会

同発表会の後半では、新しいキャッチコピーと絡めたテーマでトークを展開。まず「大人」という言葉に抱くイメージを尋ねられると「子どもの頃に思い描いていた大人のイメージは、大人は知らない事がなくて、人生の中で起こりうるあらゆる問題全てを意のままに解決できる、そんなイメージでおりました」と幼少期を振り返り、「ですが、いざ自分が大人と感じていた年齢になってみると、なかなかそうはいかないな、と思いますね(笑)」と謙虚な姿勢を見せました。

2024年には、俳優デビュー30周年を迎えられました。その「人生」という名の旅について「長く俳優生活をさせていただく中で、本当に数え切れないほどのスタッフの方々、人とのこ゚ 縁や出会いがありました。楽しいこと、嬉しいことなどたくさんあったんですけど、さまざまな苦しみを乗り越える瞬間のほうが、自分の中ではインパクトが強くて残っていて、思い通りにはなかなか進めないぞって」と告白した後、「厳しい旅がきっと自分には必要だったんだと思っています。今となっては、そういう時間を経験できたことが、本当によかったと感じます」と受け止めていました。そして、これからも続く旅に対し「まだまだ旅の途中です。むしろ序盤なのではって思うくらいまだ未熟で、日々新しい壁が生まれている感覚ですが、(壁の)乗り越え方の種類は少しずつ増えてきたような感じがします」と意気込みました。

目指す「大人」については「実は、自分のことは自分が一番見えないかもしれないですが、今後は流れ行く日々の中でも本来の自分を忘れずに、自分らしい有意義な時間の使い方をしていきたいと思います」と胸中を打ち明けました。

続けて、この先の展望を「今まで仕事を優先した生き方を長く続けてきた事もあって、仕事以外の面で経験できていないことや、行ったことのない場所も数えきれないほどあります。これからは、プライベートな面においても少しずつ人生を豊かにしていきたいなと思っています」と示していました。

先の話題に関連して、自身にとっての「旅とは」と問われると「今回の旅の中で見た東日本の伝統、色とりどりの大自然は、当たり前に存在するものではなく、多くの人が守り続けたからこそ現存すると思います。福島ロケで自然を見たときはとても感動しましたし、改めて日本を誇らしく思いました」と述懐しました。

さらに、同サービスの内容と絡め「オフの日の過ごし方」を聞かれる場面もあり、これには「自然が好きなのでオフの日も公園に行くなど、なるべく時間があれば自然に触れる。そういった過ごし方をできないときもありますが、普段東京にいて空を見上げることはあまりないじゃないですか。でも、空を見上げるだけでも気分転換になるので、なるべく都会の中でも目に映る自然は意識していますね」と日々心がけていることを明かしました。

これまでは、プライベートではなく、映画のプロモーション活動において日本のさまざまな場所を訪れてきたが「ホテルと撮影現場の往復だけだったので、それでは行った内に入らないっていうね(笑)」と苦笑し、「撮影ではなくて、改めてプライベートそういった場所を訪れて、また新しい発見ができたらいいなと思います」と意欲を見せました。

最後に、新CMを楽しみにしている視聴者に「新たな旅をすることで、多くの方々が日本の良さを再認識できると思います。いろいろな旅を楽しみながら、今まで以上に皆さんで日本を守っていけたらと思います」とメッセージを送っていました。

「大人の休日倶楽部」プレス発表会