「第91回 日本ダービーPR発表会」に佐々木蔵之介、見上愛、武豊が登場!「(騎手生活)38年になるんですが、1回も飽きることがない。楽しいんです」
日本中央競馬会は、2024年5月26日(日)に開催される「第91回 日本ダービー(GI)」に先駆け、JRA年間プロモーションキャラクターを務める俳優の佐々木蔵之介と見上愛、そして騎手の武豊を迎えて、「第91回 日本ダービーPR発表会」を、5月20日(月)に都内で開催しました。
発表会冒頭、2018年から4年連続で日本ダービーの実況を担当し長年に渡り競馬シーンの第一線で活躍するアナウンサーの福原直英の呼びかけで、 佐々木蔵之介、見上愛、武豊が登壇。ダービーらしいローズ柄の晴れやかなワンピースをまとった見上は、JRAのマスコットキャラクター「ターフィー」にエスコートされて入場し、客席に向かって一礼して降壇する紳士的なターフィーに、見上が笑顔で「ありがとう~」と声をかけると会場はほんわかとした雰囲気に包まれました。
2024年はJRA創立70周年のアニバーサリーイヤー。新たな出発や区切りに際して、健康や幸福、成功などを祈願し、その成就を願う鏡開きを、佐々木、見上、武に行っていただくことになり、抽選で選ばれた競馬ファン約200名とともに「3!2!1!よいしょー!」と大きな掛け声で3名は笑顔で木づちを振り下ろし鏡開きが行われました。
鏡開きをした酒樽のデザインは、3名が監修していたことが説明された後、佐々木は「ダービー(をイメージした)赤をベースにして、ちょっと華やかな感じにしました」とこだわりを明かし、見上は「3人それぞれがこういう要素を入れたいですとお話をして、それをまとめてくださったんですけど、見事に全部組み込まれていて。私は目のハートを希望しました。入れていただいてありがとうございます」と感謝。武は「ダービーは世界のいろんなところであるんですけど、バラがモチーフになってるので、赤がやっぱりいいなと思います 」と感想を述べ、華やかなお祝いムード一色となりました。
鏡開きに続いて「これだけは成就したい!」ことについて聞かれた佐々木は、56歳の誕生日から始めたSNSで56個の挑戦をすると公言しているが、3つか4つしか実現していないことを明かし、「全然消化できていないので、なんとかやりたい」と意気込みを見せました。見上は、「私は英語です。これから挑戦したいなと思っていて。(CMの)撮影中に(長澤)まさみさんとお話してる中でも、英語をやっておいた方がいいよというお話があったので、喋れるようになりたいなと思ってます」と明かし、武は「騎手は38年目ですが、挑戦し続けさせてもらっている。ダービー7勝目を成就したいです」 と、ダービーへの意気込みを見せました。
その後は3名によるトークセッションになり最初のトークテーマは、「日本ダービーの魅力」。佐々木は、「震災復興への想いが込められた2013年の『キズナ』ですね。みんなに勇気や希望をくれたこのダービーが印象に残っています」と語りました。また、一昨年も昨年も日本ダービーを現地の東京競馬場で観戦したという見上は、 「現場の一体感とか興奮の仕方が、感じるものがすごく多かったので、それがすごい魅力かなと思います」と競馬場観戦の興奮を語り、歴代最多の6勝の記録を持つダービーを知り尽くした武からは 、 「ダービーは僕自身も近づくとワクワクしますし、子供の頃から1番好きなレース。こうやって今自分が乗れるというのは嬉しいですね」とダービーへの思いを明かしました。
佐々木が記憶に残っているダービー馬として「キズナ」の名前を挙げたことから、キズナが優勝した2013年の第80回日本ダービーのレース映像を、騎乗した武の解説付きで鑑賞することに。レアな体験に、観覧した200名の競馬ファンも食い入るように映像を見つめ、武の解説に聞き入っていました。
ここで、時代劇などで乗馬の経験があるという佐々木から、騎手の乗り方は通常の乗馬とはまったく異なるため、「どうやって乗っているんですか?」と質問が。ステージ上にリアルな馬(のロボット)がいることから、なんと実際に武が実演しながら解説し、佐々木も騎手としての騎乗体験をすることになりました。白毛の馬ロボに乗った武は、「(白毛で知られる)ソダシに乗ってみたかったですね」と語りながら実演。武にアドバイスを聞きながら騎手になりきった前傾姿勢を披露した佐々木は、冗談交じりに「いけるな・・・」とつぶやき、会場を沸かせました。
次のトークテーマは、ダービーが開催される「東京競馬場の魅力」について語っていただくことになりました。見上は、以前にCM撮影で訪れたという女性専用スペース「UMAJO SPOT」について紹介してくれました。撮影の際に「UMAJO SPOT」で大きな馬のぬいぐるみと撮った写真も披露し、「思わず一緒に写真を撮っちゃいました!」と弾ける笑顔を見せました。また、 「UMAJO SPOT」 に興味津々の佐々木には、「おいしいスイーツもあります」とアピール。他にも、日本ダービーが開催される時期に例年見ごろを迎える「ローズガーデン」も紹介し、レースだけではない東京競馬場の魅力を紹介しました。
トークコーナーの最後となる武のテーマは「質問コーナー」で、来場いただいた競馬ファンのみなさまから募集していた質問に答えていただきました。「レース前にゲンを担ぐルーティンはありますか?」という質問に武は「まったくないんです。その日その日で、飲むものも食べるものもまったく決めてないです」と驚きの事実を明かすと、佐々木も、以前は舞台の初日は赤いパンツを履いてゲンを担いでいたが、衣装が白い時をきっかけにやめたと語り、同じく「まったくない」という見上は、「これを機にみんなで(考えましょうか?)」と提案していました。
続いて「いつまで挑戦したいですか?」の質問に武は「(騎手生活)38年になるんですが、1回も飽きることがない。楽しいんですよね。ずっと続けばいいなって自分では思ってます」と答え、会場を沸かせました。それを聞いた佐々木は、「(自分は)ずっと楽しいかどうかはわからない。武は、努力はされているんですけど、柔らかな自然体でいられるのがすごい。やはりレジェンド」と感心しきり。見上も、「常に努力を努力と捉えていない感じがしていて、好きだからやってるんですってというしなやかさとか、強さみたいなもの(を感じる)。こういう大人になっていきたい」とあこがれのまなざしを見せていました。
イベントも終わりを迎え、最後に佐々木は「今回のダービーは初めて(東京)競馬場に行かせていただきます。 10万人に近い観客の皆さんと、ぜひ新しいヒーローを目撃したいと思っています」、見上は「今回のレースを見たことは、私がおばあちゃんになった時も、 きっと後世の人に自慢していけると思っています。その瞬間に立ち会えることがものすごく嬉しいです」、武は「ダービーは特別なレースで、この仕事の励みになるレースです。あと1週間切り、 こう見えても緊張してますんで。(史上初となるダービー)7勝目を目指して頑張りたいです」と、それぞれが抱く今年の日本ダービーに寄せる期待を述べ、約200名の競馬ファンの拍手に送られ、壇上をあとにしました。