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加藤小夏、北川尚弥、定本楓馬、なるせゆうせい監督が登壇!映画『君たちはまだ長いトンネルの中』完成披露舞台挨拶を開催

映画『君たちはまだ長いトンネルの中』完成披露舞台挨拶
(左から)なるせゆうせい監督、北川尚弥、加藤小夏、定本楓馬

高校生たちが日本の未来を問う社会派青春映画『君たちはまだ長いトンネルの中』(6月17日公開)の完成披露舞台挨拶が5月27日都内で行われ、主演の加藤小夏、共演の北川尚弥、定本楓馬、そしてなるせゆうせい監督が登壇しました。

ネットで話題になった漫画『こんなに危ない!?消費増税』を映画化したなるせ監督は「コロナ禍になりエンタメは不要不急と言われて、これは社会や国について考えなければいけないと調べ始めたら、この原作に出会った。原作をダイレクトに伝えるのではなく青春映画として届けたいと思った」と狙いを説明した。

日本の未来を問う役柄の加藤は「私は大人を論破していく役どころでセリフ量も多く、脚本のページをめくってもめくってもずっと喋っている。私は普段ガツガツ喋るタイプではないので体力も消耗してしんどかったです」と撮影を回想。演じる上では「観客から嫌われるのではなく応援をしてもらいたかったので、そのバランスを事前に監督と話し合いました。論破する際に言い方がきついので、嫌な奴に映らないようにするのが難しかった。あとはセリフを噛まないように意識して集中していました」と工夫をしたという。

その論破場面を共にした北川は「(加藤演じる)アサミが怖い大人たちにズケズケとモノ申していく。まるで自分もまきこまれて怒られているような感覚になりました」と苦笑い。すると加藤は「そんな感じだったんだ…。知らなかった」と恐縮していた。

一方、定本は「作品の中で僕自身も役柄と一緒に学んでいく感覚があって、演じていて新鮮でした。観客の皆さんと同じ目線で進んでいける役だとも思いました。僕との共通点は、人に強くものが言えないところかな?」と役どころを解説した。

映画の内容にちなんで「高校生活で得た印象的な知識」を発表するコーナーでは、定本は「学年主任には目を付けられるな!」と実感を込めて発表。「気持ちよく学校生活を送るためにはルールは守らねばと思った。目を付けられないためのコツは、でしゃばらないことです」と笑わせた。

北川は「購買部で菓子パンばかり買わない方がいい!」と明かし「都会の高校に行ったら美味しいものが溢れていて、持っている金を使い果たすくらい甘いものばかりを食べていました。そうしたら体調不良を起こして毎日がドンヨリ。日々の健康な食生活は大切だと学びました」と反省を込めて回想していた。

一方、加藤は「高校時代は凄く眠くて、占い師に『あなたは寝すぎて人生を損している!』と指摘されるくらい寝ていました」と意外な青春時代を告白し「寝すぎると人生損します」と観客に注意喚起していた。

最後になるせ監督は「賛否両論あると思うけれど、この映画を見てもらって社会の仕組みについて考えるきっかけになればと思います。作品を見終わった皆さんと一緒に議論したいくらいです」と反応を期待。主演の加藤も「汗水たらしながら撮影をして、みんなで一生懸命作った作品です。ぜひ楽しんで見てほしいです」とアピールした。

 

STORY

元財務省の父の影響をうけていた高橋アサミ(加藤小夏)は、高校3年生にして、政治に対し人一倍強いイデオロギーを持っていた。それゆえ、政治経済の授業でも、疑問に思ったことを先生に問いかけ、論破するほど。
やがてアサミはクラスメイトの安倍(北川尚弥)や中谷(定本楓馬)らと共に、少しでも自分たちのできることで未来を明るくしようと、衰退しつつある商店街で開催されるお祭りを盛り上げるべく、地元の若手新聞記者の荒畑(高橋健介)に掛け合いに行く。
そしてその帰り道、アサミは元戦隊ヒーローとして活躍していたタレント議員の武藤(蒼木陣)と遭遇する。
その出会いをきっかけに、小さな波紋は、やがて大きな波紋へと広がっていく…。


 

映画『君たちはまだ長いトンネルの中』

映画『君たちはまだ長いトンネルの中』

6月17日(金)から池袋HUMAXシネマズ他、全国順次公開

キャスト:加藤小夏/北川尚弥 定本楓馬 蒼木陣 高橋健介 萩野崇/モト冬樹 かとうかず子 他
監督・脚本:なるせゆうせい
原作・原案:『こんなに危ない!?消費増税』(ビジネス社)
総合監修:藤井聡
企画:映画「君トン」製作委員会
制作プロダクション:パーフェクトワールド株式会社
製作:株式会社オフィス・インベーダー
配給:株式会社トリプルアップ

公式サイト:http://kimiton.com/
公式ツイッター:@kimiton_movie

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