今年映画界で最も輝いた女優に贈る「エル ベストアクトレス賞」は長澤まさみが受賞
株式会社ハースト婦人画報社が展開するファッションメディア『ELLE(エル)』は、その年に公開された映画作品を独自の視点で選出する「エル シネマ大賞 2017 授賞式」を2017年12月12日(火)にスペースFS汐留(東京都港区)にて開催。今年度は日本の映画界で輝く女優に贈る「エル ベストアクトレス賞」、優れた監督に贈る「エル ベストディレクター賞」に加え、今後の活躍が期待される女優に贈る「エル・ガール ライジングアクトレス賞」と本年度に目覚ましい活躍をした男性に贈る「エル メン賞」を新設しました。
栄えある「エル ベストアクトレス賞」は女優の長澤まさみさんを選出。主演作を含めて今年4本の映画に精力的に出演し、中でも主演を務めた黒沢清監督の『散歩する侵略者』がカンヌ国際映画祭の「ある視点」部門に出品されるなど、目覚ましい活躍をされました。常に自己研鑽に励む女優としての真摯な姿勢と演技力は世界からも高い評価を受けていることから今回の受賞となりました。当日はフェンディのドレスと、11億円相当のショパールのジュエリーを身にまとい登場。会場は華やかな雰囲気に包まれました。長澤さんは今回の受賞に関して、次のように喜びを語りました。「このような晴れやかな賞をいただくと、このままでいいよ、がんばれ、と励ましてもらっているように感じました」。さらに来年の抱負について聞かれると、「多くの人に認めてもらえるよう、自分らしく役と向き合っていきたいです」と答えました。
今年は日本アカデミー賞新人俳優賞、エランドール賞新人賞を受賞。『君と100回目の恋』で映画初W主演を果たしたほか、行定勲監督の『ナラタージュ』での迫真の演技が評価された坂口健太郎さんが受賞。グッチのスーツを着用して登場した坂口健太郎さんは「初のエル メン受賞者として素直に嬉しいです。今年は悩みながら一歩一歩進んできたので、来年も今の自分を崩さず役者として頑張ります」と満面の笑顔で語りました。また、同じく今年新設された「エル・ガール ライジングアクトレス賞」には中条あやみさんが選ばれました。『チア☆ダン』に加え、公開中の『覆面系ノイズ』で主人公のニノ役を好演し、その高い演技力が評価されました。シャネルのドレスと2億5千万円相当のジュエリーで大人らしさを演出して登場した中条あやみさんは「朝日が昇ってくるようなネーミングの賞をいただいて感激です。太陽のようなあたたかい女優を目指したいと思います。そして、来年は“暴れる”気持ちで前に進んでいきたいです」と初々しい笑顔で受賞の感想を語りました。そして「エル ベストディレクター賞」には河瀨直美監督が受賞。カンヌ国際映画祭で、『光』がコンペティション部門に選ばれ、日本人女性監督として初めての「エキュメニカル審査員賞」を受賞したことが評価されました。河瀨監督は「奇跡のような出会いに恵まれた一年でした」と感想を語りました。受賞した4人には『エル』編集長の坂井佳奈子がトロフィーを授与しました。
さらに、「エル シネマ大賞」には、数々の映画賞でも高い評価を受けた感動の実話『ドリーム』(アメリカ合衆国/2017年9月日本公開)が選出されました。
[衣装情報]
長澤まさみ
着用ドレス:フェンディ 2018年クルーズ
着用ジュエリー:ショパール
坂口健太郎
着用スーツ:グッチ
中条あやみ
着用ドレス:シャネル2017/2018年クルーズ
着用ジュエリー:シャネル
河瀨直美監督
着用ドレス:ランバン2018年リゾート
着用ジュエリー:ブルガリ
『エル』編集長 坂井佳奈子
着用ドレス:ヴァレンティノ
着用ジュエリー:ヴァン クリーフ & アーペル