地域
ADFアートギャラリープロジェクトVol.48|アーティスト長雪恵 個展「ここにあること、そこにいること」
9月18日 @ 11:00 - 10月7日 @ 18:00
ADF(NPO青山デザインフォーラム)は、アート展「ADF Art Gallery Project」の48回目として、日常の表裏を描きながら、境界を往来するアーティスト、長雪恵の個展「ここにあること、そこにいること」を2026年9月18日(金)から10月7日(金)まで、表参道のGARDE Galleryで開催します。
長は、コロナ禍を経て、当たり前に思っていた日常の生活が永遠ではなく、常に変化していくものであると実感しました。確かなものなど何一つない世界。けれど、私たちの考え方一つで、見え方はいくらでも変わっていく。
長の制作の核には、あらゆる出来事が持つ「表裏一体」の性質があります。「優しさ」の裏にある「残酷さ」、「楽しさ」の裏にある「つらさ」、「温かさ」の裏にある「冷酷さ」。その裏側に潜む苦しみも含めて、受け入れることこそが「生きていく」ということなのだと・・・。
作品は、こうした日常の生活や変化をテーマに、主に動物をモチーフに制作。長は、これまで木版画の技法を用いながらも紙に刷るのではなく、彫り込んだ板そのものに彩色を施す「木彩画」をはじめ、油絵、陶芸の立体作品、さらには布や革を用いるなど、様々な素材にチャレンジし、平面と立体を行き来する表現を追求してきました。
一見すると異なる素材、具象と抽象を行き来するモチーフ。しかし、それらの作品群の間を往来するとき、素材や形が変わっても、奥底にあるものは全て地続きで繋がっていることに気づきます。物体としてそこに「ある」ことと、生命としてそこに「いる」ことの「間(はざま)」であり、存在のあやうさそのものを感じてもらえたらと長は考えおります。
本展では、完成された作品だけでなく、創るプロセスの中で生まれた制作の破片から生まれた作品も展示。過去と現在の作品たちの重なりと往来。長は、変わりゆく世界のなかで、作品たちが織りなす変わらない繋がりを大切にしています。