広野多珂子 絵本原画展
2026年1月24日 @ 10:00 - 2026年3月29日 @ 18:00

佐倉市立美術館では、2026年1月24日(土)より佐倉市在住の絵本作家・広野多珂子(ひろの たかこ 1947年-)を紹介する展覧会を開催します。
スペインで美術を学んだ広野多珂子は、帰国後、あかちゃん向けのシリーズで絵本作家としてデビューしました。その後、スペインの田舎町で暮らす女の子・スーザを主人公とした『ねぼすけスーザのおかいもの』(1991年・福音館書店)が生まれます。素朴な暮らしの中にある幸せを描いたスーザシリーズは、構想から33年をかけてゆっくりと全7冊が完成し、代表作として知られています。そのほかにも『おひさまいろのきもの』(2007年・福音館書店)などの物語や、『かまきり じいっと じいっと』(2012年・福音館書店)など科学の絵本においても、おだやかな眼差しと、確かな作画で評価を得てきました。
また『魔女の宅急便〈その2〉-キキと新しい魔法』(角野栄子作・1993年・福音館書店)をはじめとする児童書の挿絵や、絵のみ担当した絵本等、あわせて140冊余りの本に携わるとともに、「詩とメルヘン」など雑誌のイラストも手掛けています。
この展覧会では、やさしく心温まる広野多珂子作・画の絵本原画を中心に約300点を、【ねぼすけスーザシリーズ】【ものがたりえほん】【あかちゃんえほん】【かがくえほん】【挿絵ほか】の5つのテーマで展示します。あわせてラフスケッチや資料で、佐倉での暮らしからもヒントを得た作品の背景や、なにげない日常に目を向けるその世界観を探っていきます。
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