企画展示「時代を映す錦絵ー浮世絵師が描いた幕末・明治ー」
3月25日 @ 09:30 - 5月6日 @ 17:00
国立歴史民俗博物館では、企画展示「時代を映す錦絵ー浮世絵師が描いた幕末・明治ー」を2025年3月25日(火)~5月6日(火・休)に開催します。
江戸時代後期に成立した多色摺浮世絵版画である錦絵は、役者絵や美人画、名所絵などで高度な表現を成し遂げ、日本美術を代表するものとして世界的に認知されています。一方、錦絵は江戸市中に無数に存在する絵双紙屋を通して販売されるという流通形態も与って、世の中の出来事や流行を伝えるメディアとしての役割も果たしました。このメディアとしての性格は江戸時代末期に急速に強まっていきます。とくに天保の改革を機に風刺画のジャンルが成立してからは、世相を題材とした錦絵の中には、役者絵や美人画など既成のジャンルをしのぐヒット作も出てきます。
本展では、江戸時代末期から明治初期にかけての、戊辰戦争などの戦争や動乱、大地震、疫病の流行、多くの人々を集めた寺社の開帳や見世物、あるいは人々を熱狂させた流行現象など、激動する時代の諸相を描いた錦絵を、その歴史資料的側面に光を当てて展示します。
会期
2025年3月25日(火)~5月6日(火・休) 9:30~17:00
※入館は16:30まで
※休館日:月曜日(月曜日が休日にあたる場合は開館し、翌日休館)
会場
国立歴史民俗博物館 企画展示室 A・B
千葉県佐倉市城内町117
https://www.rekihaku.ac.jp/
料金
一般:1000円
大学生:500円
高校生以下:無料
※総合展示も合わせてご覧になれます
※高校生及び大学生の方は、学生証等を提示してください
※障がい者手帳等保持者は手帳等提示により、介助者と共に入館が無料です
主催
大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館