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CUTLERY
9月7日 @ 10:30 - 9月23日 @ 20:30
CIBONE CASEでは、2024年9月7日(土)より5人のカトラリー作家による展示会「CUTLERY」を開催します。
道具と表されるものは、ヒトがヒトとの、またその環境に対してのコミュニケーションにおいて利便性を高めるために産み出され、発展を遂げてきたものですが、その要因としての考え方の一つに、道具とは人間の身体器官の延長、代用である、という考えによるところが大きいでしょう。古くはヒトが食事をする際、自身の手を使って料理を食していました。それは神様から与えられたモノ、自然の恵みを自身の体に入れるのだから、自身の手で摂取すべき、とも言われていたものです。
しかしヒトが知識を持ち、また他者との接点を形成する意思を持つにつれ、自身の地位を表すための道具であったり、マナー、礼儀作法といった、より社会的な側面においてその役割は発達してきたとみることが多分にできるのですが、カトラリーという存在は、稀有なもので、日常生活の中に意図することなく溶け込み、シンプルで愛おしいと感じるものであると考えます。それは、コレクティブな存在であったり、また贈答品や記念品の象徴になることも多々あることから、暮らしの豊かさとよくなじむ道具の一つであるのでしょう。
形、素材、機能性、幾多にも社会の変化によって変遷を遂げながらも、やはり万物に対して繋がりを表す「手」の延長である道具であるカトラリーは、しばらくは変わることなくわたしたちの暮らしに寄り添い続けるであろうと思いますし、人々を魅了しつづける存在です。今展示会では、5名のカトラリー作家に出展を依頼しました。
金工に焦点を当て、素材と制作技法、用途や装飾など、様々なカトラリーが並びます。手で握る、掴むという、ヒトが覚えた行為の中で最もシンプルでプリミティブな行為、手のひらにおさまるその小さな造形、ただ、だからこそ繊細で意思を込めることに膨大な熱量が必要とされる仕事に向き合い制作された作品です。
2024年9月7日(土)〜9月23日(月) 10:30〜20:30
※9月7日(土) 14:30までの展示エリアへのご入場は、混雑緩和の為抽選入場とさせていただきます
作家在廊
9月7日(土)
CIBONE CASE
東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 4F
https://www.cibone.com/
大桃 沙織|Saori Omomo
小西 光裕|Mitsuhiro Konishi
永島 義教|Yoshinori Nagashima
日渓 美佐江|Misae Nikkei
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