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特別展「寳林寺 東輝庵展 横浜の禅―近世禅林のルーツ」
2024年9月14日 @ 09:00 - 2024年11月10日 @ 17:00

横浜市歴史博物館では、2024年9月14日より特別展「寳林寺 東輝庵展 横浜の禅―近世禅林のルーツ」を開催します。
寳林寺は臨済宗円覚寺派の古い末寺であり本庵は龍隠庵、鎌倉円覚寺102世大雅省音〈応永26年(1419)寂〉を開山として開創されました。当初は宝池庵と称し歴代の住職は円覚寺の前住が務め隠居寺としました。五世梅州省因ののち一時期無住になり寺院は荒廃するものの、永田村(現・南区)の名主を世襲的に務めた、服部家の玄庵道甫が開基して堂宇を立て直し延宝元年(1673)頃には寳林寺となったと考えられます。
その後、18世紀中頃、近世禅宗史上欠くことのできない近世鎌倉禅の祖といわれる月船禅慧が寳林寺内に東輝庵を営み、その世代を兼ねていくこととなります。鎌倉・円覚寺中興の祖と言われる誠拙周樗、この誠拙の系統の禅が鎌倉で根付き発展していきます。
また近年では「かわいい禅画」としてユーモアあふれるやわらかいタッチの絵が紹介される仙厓義梵も若い頃、東輝庵で修行をした一人でした。そのほか、峨山慈棹、物先海旭といった多くの名だたる禅僧たちが集いました。そして永田村は東輝庵を中心に地域との交流が生まれ、文化的土壌が醸成されます。永田の地は月船の号にちなみ「武渓」と呼ばれ、この地の文化を「武渓文化」といい、近接の保土ヶ谷宿周辺をふくめた文化・文芸を牽引する場となっていきます。
本展では、横浜・永田の地に華開いた禅文化にふれるとともに近世禅林の源流をたどります。
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