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三好桃加作品展「仁王像たちのオフの日.2」
2023年11月11日 @ 10:30 - 2023年12月1日 @ 21:00
三好桃加は、2022年3月に東京藝術大学大学院 美術研究科 文化財保存学専攻 保存修復(彫刻)を修了し、仁王像や狛犬の休日のリラックスした姿を彫刻するアーティストです。
三好が5歳の時に父を亡くした時、死後の世界はどうなるのかと尋ねると、「死後は仏様のところに行って毎日宴会をしている」という回答をもらったことがありました。その経験から、厳格に見える仏像も、実はリラックスして過ごしているのではないかというイメージを抱くようになります。また、祖父の存在も、現在の作風に影響を与えています。坊主頭でがっしりした体形で寡黙という、まるで仁王像のようで幼少期の彼女にとっては畏怖の対象だったという祖父も、実は彼が冗談を言うような面白い人だったと知った時、自分の知らない一面もあるということに気付きました。仏像のオフの日を描くという発想は、このような体験から生まれました。
世の中が平和になるにつれて仏像を拝む機会が減っていく中、「仏像に頼らなければ生きられなかった人々のおかげで今の私がいる」と語る三好の作品には、仏像やそれを作ってきた仏師たちへの感謝の気持ちが込められています。今年4月に開催した初個展に続く本展では、新作を含む15点を公開します。
会期
2023年11月11日(土)~12月1日(金) 10:30~21:00
※最終日は17時閉場
会場
銀座 蔦屋書店インフォメーションカウンター前
東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 6F
https://store.tsite.jp/ginza/
料金
無料
主催
銀座 蔦屋書店
URL
特集ページ:https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/37071-1556101108.html