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ARTBOOK INNOVATION -デジタルプレスが拓く写真とアートブックの新機軸-
2022年7月1日 @ 10:00 - 2022年7月21日 @ 19:00
児嶋啓多は、1985年兵庫生まれ、東京在住のアーティストです。2010年に金沢美術工芸大学視覚デザイン科を卒業後、アートディレクター、グラフィックデザイナーとして活動し、2020年には「Augmented / Words in the City」(Meets by NADiff)で個展を開催するなど、AR(拡張現実)を用いて都市と書、言葉と人の関係性を視覚的に探求した作品を手掛けています。
この度刊行となった作品集『ネオ東京 徘徊と書』では、体に自動シャッターに設定したカメラを取り付け、都市を徘徊しカメラが集めた画像(フラグメンツ)に書を重ねています。言葉と書を使い、空間に痕跡を残すことで都市を確認しようとする児嶋にとって、言語は世界を開示し、現実の隠された側面を明らかにする能力を持つものであり、書くことは内面を外在化するだけでなく、見えざるものとの交流の手段となっています。
本展では、『ネオ東京 徘徊と書』の中からキャンバスにプリントした作品を発表します。キャンバスの枠を超え、壁面にまで拡張する書が展示会場で新たな層となって、見る者の知覚を触発します。
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