日本映画初の快挙!『ある船頭の話』がアンタルヤ国際映画祭で最優秀作品賞を受賞!
公開から2ヶ月目を迎えた今も新宿武蔵野館他で大ヒット中のオダギリジョー長編初監督作品『ある船頭の話』が、トルコで開催された第56回アンタルヤ国際映画祭のコンペティション部門に出品、最高賞となる最優秀作品賞を受賞しました。
現地時間10月29日(木)17時に、トルコで初となるプレミア上映が行われ、800席の会場は早々にソールドアウト。上映後は会場から拍手がわき、オダギリ監督が登壇したQ&Aは大盛況。終了後も写真撮影を求める観客で溢れ、作品、そしてオダギリ監督への賛辞のコメントが飛び交いました。
現地時間11月1日(金)20時45分に行われた授賞式には、オダギリジョー監督が登壇。受賞結果が発表されると、場内は割れんばかりの拍手に包まれました。トロフィーを受け取ったオダギリ監督は、「アンタルヤ国際映画祭 最優秀作品賞、ありがとうございます。56年の長い歴史ある映画祭で最優秀作品賞という名誉を授かることになり、大変光栄に思います。この作品は分かりやすいエンターテイメント作品ではありません。商業的な、ビジネス的な目線を排した、挑戦的な作品です。それゆえに、好き嫌いがハッキリと分かれると思います。でも、僕にとって『映画』とはそういうものであって欲しい。全ての人に愛されるよりも、一部の人に深く、えぐるように突き刺さるものであって欲しいと思っています。この作品が賞を頂くことはそんな志を共有する若い映画人の未来にも明るい光を当てる事を意味すると思っています。今回、監督として、人生で初めて賞をいただきました。それがトルコで、ここアンタルヤということを嬉しく思いますし、自分の人生に刻まれる大切な場所になりました。この作品で力を尽くしてくれた全てのスタッフ、キャスト、そして関係者の皆様に感謝しつつ、アンタルヤ映画祭に、そしてアンタルヤの皆さんに、心から感謝申し上げます。ありがとうございました」とコメントを寄せました。
本作は今後も香港アジアン映画祭(香港)、ハワイ映画祭(アメリカ)、台北・金馬奨映画祭(台湾)、アラヴァ国際映画祭(イスラエル)、ケララ国際映画祭(インド)といった世界各地での映画祭での上映が決定している。
一艘の舟。全ては、そこから始まる―。
近代産業化とともに橋の建設が進む山あいの村。川岸の小屋に住み船頭を続けるトイチは、村人たちが橋の完成を心待ちにする中、それでも黙々と渡し舟を漕ぐ日々を送っていた。そんな折、トイチの前に現れた一人の少女。何も語らず身寄りもない少女と一緒に暮らし始めたことで、トイチの人生は大きく狂い始める―。
ある船頭の話
『ある船頭の話』は新宿武蔵野館ほか全国絶賛上映中。
※新宿武蔵野館は 11月7日(木)までの上映。
出演:柄本明、川島鈴遥、村上虹郎/伊原剛志、浅野忠信、村上淳、蒼井優/笹野高史、草笛光子/細野晴臣、永瀬正敏、橋爪功
脚本・監督:オダギリジョー
撮影監督:クリストファー・ドイル
衣装デザイン:ワダエミ
音楽:ティグラン・ハマシアン
配給:キノフィルムズ/木下グループ
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