Leave Blank

UltraSuperNewは、東京・渋谷のオフィス併設のオルタナティブスペース「Kura」にて、3月28日(金)から4月11日(金)まで東京を拠点に活動するオランダ人フォトグラファー・マーク・アジズ・レッサンの展示『Leave Blank』を開催します。

マークは、実験的な写真と映像を通じて、世界に対する新たな視点を提示する作風が特徴アーティスト。オランダ生まれ、上海での生活を経て、現在は東京を拠点に活動しています。東京での初個展となる本展示は、中国では公開が規制されたメディアミックスプロジェクトです。上海の古い都市景観がハイパーノーマライゼーション（過度に正常化）されていく現象をテーマにし、「Leave Blank（空白のまま）」 というタイトルのもと、写真が持つ真実性と創造的解釈の境界を探求しています。

「Leave Blank」は、意図的に余白を残す中国の伝統的な絵画技法「留白」に着想を得ながら、検閲がもたらす影響と芸術を通じた抵抗の可能性を問う作品となっており、中国国内の32名のクリエイターと協力し、「創造の余地はまだ存在する」というメッセージを伝えています。