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いざなぎ流のかみ・かたち ―祈りを込めたヒトガタたち―
2024年4月20日 @ 09:30 - 2024年7月21日 @ 17:00

高知県の北東部・香美市物部(ものべ)町に伝わる「いざなぎ流」は、陰陽道や修験道、仏教、神道などの要素が混在する民間信仰です。狩猟や林業といった生業や山川と共にある暮らしの中で、病気平癒や雨乞い、家の神の祭祀など、神霊に相対しながらさまざまな祈りが込められてきました。
いざなぎ流で用いられる御幣(ごへい)は200種を超える多様なもので、太夫と呼ばれる宗教者によって切り出されます。その特徴のひとつに「ヒトガタ」の御幣があり、目や口、角、時には手足も持ち、御幣そのものが方位神や精霊を表すこともあります。
これらはかたちとしては可愛らしさや美しさを見せながら、時に凶悪な力もふるうといいます。
「紙」から切り出されさまざまな「神」に連なる御幣の世界。またそれらを伝えてきた、いざなぎ流や物部の世界。かたちに込められた祈りを想いつつぜひご覧ください。
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