主演・堀家一希、監督・飯塚花笑、映画『世界は僕らに気づかない』クランクアップ
『世界は僕らに気づかない』は、現在大ヒット公開中の映画『東京リベンジャーズ』にも出演する若手俳優・堀家一希が主演を務める映画です。脚本・監督は、様々な映画祭での受賞経験を持つ飯塚花笑監督が務める。
堀家一希演じる主人公・純悟は、複雑なバックグラウンドを抱えています。フィリピン人の母親と2人きりの家庭で育ち、そのバックグラウンドを受け入れられず、周囲とぎくしゃくした関係にあります。そこに思春期ならではの不安定な感情もプラスされた、難しい役どころを長編映画初主演の堀家一希が堂々と演じ切りました。息子である純悟への深い愛情を抱きつつ、厳しい態度もとってしまう母親・渡辺レイナをスコットランド人の父親とフィリピン人の母親を持つGOWさんが演じます。
群馬県太田市に住む高校生の純悟(18)は、フィリピンパブに勤めるフィリピン人の母親を持つ。父親のことは母親から何も聞かされておらず、ただ毎月振り込まれる養育費だけが父親との繋がりである。
純悟には恋人の優助(18)がいるが、優助からパートナーシップを結ぶことを望まれても、自分の生い立ちが引け目となり、なかなか決断に踏み込めずにいた。
そんなある日、母親のレイナ(41)が再婚したいと、恋人を家に連れて来る。見知らぬ男と一緒に暮らすことを嫌がった純悟は、実の父親を探すことにするのだが…。
本作は、監督、スタッフ、キャストなど、作品に関わる多くの方々が群馬県在住者及び、出身者で制作され、全編群馬県内にて撮影されました。群馬県は、工場が多い土地柄、早くから外国人の労働者が多く住む土地で、外国出身の方たちが日常の風景の中に溶け込んできております。その他、自治体も、多様性の認知についても積極的に取り組んでおり、2020年には県内全域に「ぐんまパートナーシップ宣誓制度」が導入されました。人種やセクシュアリティの多様性を身近な問題としてとらえ、真摯に取り組んでいる群馬県を舞台とし、群馬県在住及び出身のスタッフやキャストを多く起用することで、この作品にしか収められない感情や風景が生み出されます。
また、キャストの8割は、群馬県内にて行われたワークショップオーディションより選出されており、純悟の恋人役・金子優助を演じる篠原雅史さんも、本ワークショップオーディションから選出されました。複雑なバックグラウンドを抱える主人公・純悟を演じきった堀家一希、群馬県に根差した映画製作を通し、新しい日本映画のつくりかたへ挑戦した飯塚花笑監督、映画『世界は僕らに気づかない』を是非ご期待ください。
堀家一希 コメント
クランクアップした心境としては、「終わったー!」という感じです。笑
やり切ったような気持ちも、まだあのシーン頑張れたかなぁとか後悔する気持ちもあるんですけど、まず第一に、「終わったー!」です。笑
撮影現場では、楽しかった反面、自分と同世代で主役を何本も務めている役者の方たちを尊敬して、悔しくなったりもしました。
役の大きさに差は無いとよく言われますが、やはりいざ主演をした時の自分の得る経験値量が違うような気がしました。
なので、そういった方たちに対抗していくためにはもっとスキルを身につけていかなくては、というのが今の気持ちです。
撮影中で特に印象に残っているのは、河川敷をダッシュするシーンを何テイクもやって足が攣りそうになったことです。笑
そして今回ご一緒させていただいた飯塚監督は、すごく繊細で人間味が溢れた方だなと感じます。
また、作品づくりへの情熱もひしひしと感じたので、僕も撮影中何としてでも応えたいな、と必死でした。
最後に、この作品を群馬県で撮れたこと、とても嬉しく思います。
以前、「泣くな赤鬼」という映画を群馬で撮影したこともあり、すごく縁を感じていますし、また、そこでお世話になったスタッフさんにも今回すごく助けてもらい、第二の故郷のような気さえしています。笑
また撮影で使うお店を貸してくれた方、家を貸してくれた方、そういった全ての方達がすごく映画作りに協力的で、泣きそうなくらい感動しました。
久しぶりにこんなに人の温もりに触れたような気がします。
そういった皆さんの力があり、僕も伸び伸びと撮影をさせていただくことが出来ました。ありがとうございました。
飯塚花笑監督 コメント
本作は、“青春映画”の皮を被った、“社会派ドラマ”です。撮影は私の故郷である群馬県で行い、キャストの8割を演技経験の無い群馬県在住者にお願いしました。
今、日本の映画界を見渡せばどこか表層的かつ、キャストも似たような顔ぶれを繰り返し観続けることになるように思います。本作はそんな邦画の常識をきっと覆す作品となると考えています。
キャストたちとは群馬県内でのWSオーディションから稽古期間までおよそ半年間に渡り、徹底的にお芝居の根本を学び、役作りを行なって来ました。また、実際にフィリピンパブで働く方々に出演していただき、映画の世界観を形づくりました。この作品が誰かの心を打ち、一歩踏み出すきっかけになることを強く願っています。
群馬県太田市に住む高校生の純悟(18)は、フィリピンパブに勤めるフィリピン人の母親を持つ。父親のことは母親から何も聞かされておらず、ただ毎月振り込まれる養育費だけが父親との繋がりである。純悟には恋人の優助(18)がいるが、優助からパートナーシップを結ぶことを望まれても、自分の生い立ちが引け目となり、なかなか決断に踏み込めずにいた。そんなある日、母親のレイナ(41)が再婚したいと、恋人を家に連れて来る。見知らぬ男と一緒に暮らすことを嫌がった純悟は、実の父親を探すことにするのだが…。
作品概要
映画『世界は僕らに気づかない』
[出演]
堀家一希
GOW
篠原雅史
村山朋果
森下信浩
宮前隆行
田村菜穂
藤田あまね
鈴木咲莉
加藤亮佑
高野恭子
橘芳美
佐田佑慈
長尾卓磨
奈良貴仁
富井大揺
小田原倫仁
木村鈴香
天満夕歌
松永拓野
新大悟
花垣秀美
テレシータ シュクハラ
ジュリアン フクシマ
ジュリエット シダ
セシル カワムラ
マリカ フクシマ
沼尻紗和
田村悠翔
本多光嬉
坂川使音
渡邉勇翔
柏倉みそら
中村ひろみ
品田英子
山田真理子
田中喜之
田村会
嶺豪一
佐藤美津江
雅子
三坂知絵子
栗田綾菜
金子軍曹
増田具佑
山藤堅志
亀井多加史
竹下かおり
小野孝弘
関幸治
岩谷健司
[スタッフ]
監督・脚本:飯塚花笑
プロデューサー:山田真史 菊地陽介
協力プロデューサー:志尾睦子 佐久間由香里
助監督:緒方一智、竹内亮圭 石田成
撮影・照明:角洋介
撮影助手:山崎みを
録音:紫藤佑弥
ヘアメイク:浅井美智恵
制作担当:久保智彦
制作進行:鎌田あかり
衛生班:日野原明美 山本裕代
美術・装飾応援:鈴木沙代子 藤田敦子 木村秀子 チバヨウスケ 星野菜摘 栗原実保
編集:阿部誠
音楽:佐藤那美
衣装:村上久美子
脚本協力:三浦毎生
イラスト:津留一輝
フィリピンパブ監修:中島弘象
アーティストマネージメント:若生るい
スチール:水津惣一郎 山崎みを
メイキング:山崎みを
オフィシャルライター:相原郁美 折田侑駿
宣伝統括:柴田健史
宣伝:川辺鉄矢 森鷹平 加瀬将則
インターン:浜田真子 関口聖 久野史織
[協賛・協力企業]
特定非営利活動法人たかさきコミュニティシネマ
シネマテークたかさき
高崎電気館
高崎フィルム・コミッション
糸井商事株式会社
ザスパクサツ群馬
ドレスショップStella 前橋店
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Z CAM(機材協力)
サロンフィルムズ(機材協力)