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書家・岡西佑奈の個展「希望の書」11月1日より開催!

コロナ渦、希望の言葉を描き人々を勇気づけた書家・岡西佑奈の個展「希望の書」が、共同通信社本社ビル汐留メディアタワーにて11月1日より開催します。

岡西は、これまで人間の一生を書に昇華するシリーズを創作し、近年では地球環境問題に想いを馳せた絵画作品も発表しています。

新型コロナウィルス感染拡大により世界中の機能がストップした今年の3月、文字を扱う書家として言霊の力を信じ、自身のSNSで世界中の希望の言葉を集めて書にしようと決意しました。

岡西は、「希望とは、完全なる勝利ではない。希望とは、ポジティブな響きを持つ言葉だが、それが生まれる時、その人はどん底にいる。その人は絶望の真っ只中にいる。だからこそ、希望を持ちたいと切に願う。」と話します。世界中からたくさんの希望の言葉が集まりましたが、「その言葉の裏には一人一人の人生があり、同じ言葉でも人の数だけ書も異なる。それを書にしたい。」と強く思いました。

岡西がSNSで小さく始めた「希望の書」は、あるとき共同通信の方の目に留まり配信されることとなります。東京新聞をはじめ、愛媛新聞、高知新聞、福島民報、中国新聞、山梨日日新聞、青森東奥日報などに掲載していただいたことで、SNSで繋がれなかった人々にも希望の言葉が届き、その力強い書に勇気づけられた、という声が多く寄せられました。

本展では、共同通信が配信した「希望の書」10点と、その後新たに描き下ろした新作、SNSでのみ発表していた作品を数点紹介します。新聞やSNSから生まれたその書の鬼気迫る筆さばきは圧巻です。

岡西がその独自のセンスを使い、希望の言葉の裏にある一人一人の人生を切り出した渾身の書をぜひ会場でご覧ください。

絶望の「絶」の上に希望を書いた『絶望 希望』

 

作家より本展に寄せて

人によって生き方が違うように、人によってその人の持つ言霊の姿形は異なります。そんな人の生き様を描きたいと筆をとって参りました。
今展では、コロナ渦の中で人々の魂の中に光る「希望」を描いております。
希望とはポジティブな響きを持つ言葉ですがそれが生まれる時、その人はどん底にいます。この絶望の淵にいても希望を持ちたいと切実に願い、世界中から募った希望の言葉たちを作品にしました。
如何なる灯りよりも周りを照らす希望の光によって世界が満ちていきますように。
そう心を尽くし描かせていただきました。

岡西 佑奈 Yuuna Okanishi
6歳より書を始め、高校在学中に師範免許を取得。受賞多数。
近年は墨象や絵画なども手がけ、「青曲展」(軽井沢ニューアートミュージアム)など国内外で個展を開催。中国天津文化センターでのパフォーマンス作品が中国天津美術館に収蔵。
アートで地球環境問題へ働きかける「アートプロジェクト真言」を開催、日本橋と奈良の世界遺産東大寺で展覧会と書道パフォーマンスを行い、作品が東大寺に奉納された。
作品集「線の美」(青幻舎)を刊行。
https://okanishi-yuuna.com

 

作品販売について

本展出品作品の販売は、特設サイト「希望の書」( https://okanishi-yuuna.com )内で、11月2日(月)17:00からとなります。

 

パフォーマンスイベント

開催日:2020年11月14日(土)
時間 :15:00~16:00
会場 :日仏文化協会 汐留ホール(汐留メディアタワーアネックス1階 港区東新橋1-7-2 )
定員 :50名
入場料:無料
※要事前申込、詳しくは岡西佑奈ホームページ( https://okanishi-yuuna.com )参照

 

展覧会概要

岡西佑奈展「希望の書」
Yuuna Okanishi “Words of Hope”

[会期]
2020年11月1日(日) – 11月29日(日)

[時間]
9:00~19:00

[会場]
汐留メディアタワー3F 共同通信社「ギャラリーウォーク」
(共同通信社本社ビル 汐留メディアタワー3階 港区東新橋1-7-1)

[入場料]
無料

[協賛]
KOSE 雪肌精 ほか

[特別協力]
共同通信

[主催]
岡西佑奈展「希望の書」実行委員会

[問い合わせ先]
03-6807-4245