映画「野球部員、演劇の舞台に立つ!」舞台挨拶

2月24(土)、ユーロスペースで行われた映画『野球部員、演劇の舞台に立つ!』公開初日の舞台挨拶に、渡辺佑太朗、舟津大地、川籠石駿平、山田慎覇、柴田杏花、芋生悠、林遣都、宮崎美子、中山節夫監督と主題歌を担当したGood Comingの桐明と原口が登壇した。

左から山田慎覇、川籠石駿平、芋生悠、舟津大地、渡辺佑太朗、柴田杏花、林遣都、宮崎美子、中山節夫監督

本作品の原作は、福岡県八女で長年教師を務めた竹島由美子の10年間にわたる実践記録「野球部員、演劇の舞台に立つ!」。10年前に原作に出会った中山節夫監督は、なんとしても映画にしたいと動き始め、構想から約10年の時間を経て映画化にこぎつけた。撮影は福岡県八女市とその周辺地域で行なわれ延べ約二千人のエキストラのほか、地元ボランティ延べ約500人が協力し、八女の地で生まれる映画をともに創り上げたいとの思いがこめられている。

公開初日の会場には朝早くの上映にも関わらず多くの観客が訪れ、出演者が登場すると大きな拍手で迎えられた。

中山節夫監督は「こんなに隅から隅まで詰まっているという風に想像しませんでした」と驚きを口にした。80歳になる監督は「(孫の歳ほどのキャスト陣)若い人たちやると若返るぞ」と言われたが「疲れました」と明かすと会場から笑いが漏れる。

出演者一同の挨拶が終わるとゲストとして主題歌を担当したGood Comingの二人が登場。映画の舞台にもなっている福岡県八女市出身の二人は「みなさん、八女に行ったことはありますか?」と観客に問いかけると「無いですよねぇ・・・たぶん一生ないと思います」と自虐的なネタで会場の心を掴んだ。ボーカルの桐明は、「この素晴らしい映画の主題歌を歌えて幸せです、嬉しいです、ありがとうございます。」感謝の言葉を延べた。

最後に林は「学生役のみんなが本当に素敵で。撮影は二十日間ほどだったんですけども、その前から何週間、何ヶ月もみんなで真摯に向き合い交流している姿を見ていた。そんな映画の中だけじゃない空気感みたいなものが流れているところを観ていただきたい。今日はピアス開けてたり、髭を生やしたり、バンドでも組んでいるような格好ですが、映画の中では全然違う素敵な顔をしているので最後まで観てください」と見どころをアピール。

映画『野球部員、演劇の舞台に立つ!』は2月24日(土)から東京・ユーロスペース、福岡・ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13、T・ジョイ久留米、小倉コロナシネマワールドほか全国で順次公開される。



STORY

青春の時代にどんな仲間に出会い どんな体験を積み上げてきましたか
大人たちを忘れえぬ仲間との出会い 青春の時代に引き戻し
子どもたちには かけがえのない今の瞬間の大切さに気づかせてくれる
そんな映画が生まれました

甲子園出場を有力視されていた八女北高校野球部。
中でもエースピッチャーのジュン(渡辺佑太朗)は、特に注目され期待されていた。
しかし、県大会予選一回戦で8回までパーフェクトに押さえながら、最終回ファーストのエラーをきっかけにまさかの逆転敗退。
敗北の責任をめぐってチーム内に広がる不協和音。
そんな時、男性部員がほとんどいない演劇部顧問三上先生(宮崎美子)から野球部員を助っ人にほしいという申し出があった。
「野球だけの人間になるな」という指導理念を持つ八幡監督(宇梶剛士)はこれ受け、ジュンとキャッチャーでキャプテンのリョータ(舟津大地)と、エラーをしたファーストのカズマ(川籠石駿平)の三人を演劇部の助っ人に送り出した。
「俺たちにそんなヒマはない」と反発する野球部員たち。
突然の助っ人に役を奪われた演劇部員。とりわけ反発を示したのが三人と同級のミオ(柴田杏花)であった。
“なんで野球部なんかに”という声に演劇部OB田川(林遣都)が応えた…。

演劇部の目指すコンクールまで2ヶ月、とまどい、反発しあう日々の中で、何かが確かに動き始めた。

Tokyo Now Author