マックスマーラは7月20日(現地時間)、イタリア ミラノにてスポーツマックス2021年リゾートコレクションを発表しました。
「もし神が女性より美しい物を創造したのなら、自分のために隠しておいたはずよ」
シモーヌ・ド・ボーヴォワール
1969年、ジャック・ドレー監督が手掛けたフランス映画『太陽が知っている』に出演したロミー・シュナイダーの輝くような美しさ、そしてあらゆるシーンで彼女から醸し出される『je ne sais quoi(何とも表現できない魅力)』こそが、この新しい官能的なイメージの出発点です。
肉体を持った存在でありたい、がんじがらめの固定観念から自分を解放したい、型にはまらないものを見つけたい。そんな願望から生まれた官能とバランスのゲームがユニークなシルエットの解釈につながりました。はっきりとしたシェイプとスポーツマックスの新しい官能の定義を伝える2021年リゾートコレクション。何よりも着る人の視線をクギ付けにするはずです。
なめらかなライン、大胆なカラー、さわやかでやわらかな素材はスリットやネックラインの幾何学的な制約から抜け出し、素肌と戯れます。
新しいスポーツマックスのセクシーさは、女性の体を包み込むシルエットによって作られた言語のよう。アシンメトリー、レイヤード、ドレープによって、より一層、その魅力が際立ちます。イエロー、ブルー、オレンジなど、目が覚めるようなあざやかな色使いのトータルルック、あるいはテイラードシックな白のベーシックを取り入れたアクセサリーは、さまざまな濃淡のグラデーションで仕上げています。
昼と夜のシュールな表現、そしてイキイキとしたフローラルプリントにあしらった消えそうなほどかすかな折りひだの中に息づく仕立屋の魂。多面的なコントラストを演出するトレンチコートでルックスにアクセントを付けます。
洗練されたストレッチコットン、無地やプリントのジャージー、特徴的な色使いのシルク、プリーツギャバジン、コントラストをきかせた細いゴムバンドをあしらったニットウェアなどの素材は、やわらかく、軽いレザーと合わせて、ラップドレス、あるいはややオーバーサイズのパンツに仕上げて。ラッカーでコーティングした光沢のあるハイテクな生地で、コレクションにモダンな感覚を吹き込み、ホワイトデニムなどの素材を使ったフェミニンなラインのドレスが光と戯れます。
コーティングしたコットンのバッグ、幾何学的なヒールをあしらったカラーのエナメルシューズ、未来的なダイナミズムを演出するアイウェアなど、アクセサリー類はマキシなボリューム感が特徴です。