藤原竜也×鈴木亮平 W主演!Sky presents『渦が森団地の眠れない子たち』開幕!

藤原竜也、 鈴木亮平W主演、 蓬莱竜太作・演出の舞台Sky presents『渦が森団地の眠れない子たち』が10月4日(金) 新国立劇場中劇場にて初日を迎える。先だって2日夜に行われた最終通し稽古の模様を、 舞台写真と共にレポートする。

左より)藤原竜也、 鈴木亮平 提供:ホリプロ

今回の舞台に登場するのは、 ほぼ全員が小学生である。 震災の被害が少なくなかった架空の地域にある“渦が森団地”に住む小学生の視点を通して、 災害が人々にもたらした目には見えないストレスをあぶり出す。 今年度の読売演劇大賞の上半期の発表において優秀演出家賞の候補にあがり、 いまもっとも演劇界が注目するクリエイターの蓬莱竜太が、 新たなる傑作を生みだした。

話の軸は、 渦が森団地に住む子供たちの絶対的リーダーとして君臨する佐山鉄志(藤原竜也)と、 そこに引っ越してきた従兄弟の田口圭一郎(鈴木亮平)の二人が繰り広げる団地の覇権争いである。

左より)鈴木亮平、藤原竜也 提供:ホリプロ

周りの子供たちに自らを“キング”と呼ばせるガキ大将を演じる藤原竜也が、 圧倒的なパワーで舞台をかき回していく。 ものすごい量のせりふを、 機関銃のようなスピードでしゃべり続ける藤原の存在感に、 度肝を抜かれる。 これまで数々の難役に挑んできた彼だが、 舞台上で自転車を乗り回す小学生の役は間違いなく今回が初めてであろう。

藤原竜也 提供:ホリプロ

対峙する鈴木亮平の演技にも、 目を離さずにいられない。 身長180センチを越える大きな身体にも関わらず、 観ているうちに彼が子供にしか見えなくなってくるのは、 まさに演劇のマジックである。 特に舞台の後半、 豹変したキャラクターを演じる鈴木の演技力を見ると、 演じる役に合わせその役になり切る“カメレオン俳優”と呼ばれるのもうなずける。

鈴木亮平 提供:ホリプロ

本作で数少ない大人役を演じるのが、 木場勝己と奥貫薫の二人。 ある出来事をきっかけに“団地のヒーロー”と呼ばれる団地の自治会長を演じる木場勝己は、 さすがの演技力で場を引き締める。 木場が魅せるミュージカルシーンは、 本作の見どころの一つだ。 藤原と鈴木、 二人の母親を一人で演じ分ける奥貫薫は、 見事な演技力でリアリティを表現し、 独特な蓬莱ワールドを成立させるのに、 なくてはならない存在になっている。

子供たちを演じる、 蓬莱作品におなじみの俳優たちの生き生きとした演技が見られるのも、 本作の醍醐味だろう。 普段は主に小劇場で活躍する俳優たちの「演劇が好きでたまらない」という情熱が、 ダイレクトに観客席に伝わり、 劇場内は異様な熱気に包まれていた。 蓬莱が、 俳優それぞれに合わせて書き下ろした愛すべきキャラクターはどれも魅力的で、 まるで「全員が主役」と思えるほどであった。

左より)蒲野紳之助、 林大貴、 田原靖子、 辰巳智秋、 木場勝己、 傳田うに、 岩瀬亮 提供:ホリプロ
前列左より)藤原竜也、 鈴木亮平 後列)奥貫 薫 提供:ホリプロ

とにかくこの舞台、 「面白い」の一言に尽きる。 完全オリジナルならではのエネルギーに溢れ、 今の時代を映し出すせりふ一言一言が心に突き刺さる。 腹を抱えるほど笑うシーンがあると思えば、 ミュージカルシーンに度肝を抜かれ、 登場人物に自身の子供時代を投影するうちに感情移入をしてしまい、 涙が止まらなくなるのだ。 こんな舞台、 なかなかお目にかかることはない。 まさに必見の舞台である。 東京公演は、 10月20日(日)まで。 初台の新国立劇場 中劇場にて。

(撮影:田中亜紀)

蓬莱竜太(作・演出)コメント
今回の作品では、 演劇で思い切り遊びたいと思っていて、 竜也君の少年らしい魅力が存分に生かせて、 亮平君の二面性も取り込んだものをと思い書きあげましたが、 結果、 フィクション度の高い非常に面白い作品になりました。 稽古場では、 竜也君は沢山遊びを入れてきて、 “それやめろよ”、 と言ったすぐ後に同じことを繰り返してくるのですが(笑)、 そういった遊びに亮平君も呼応して更に役を深めていってくれて、 周りの役者もお互いに反応しあって芝居ができてきたので、 非常に楽しい現場でした。

藤原竜也(佐山鉄志役)コメント
蓬莱さんの作風なのかもしれませんが、 凄くストレートに役に入れ込める、 緻密な計算がされている本なので非常に演じやすいです。 ただ一つだけあるのは、 こういった役柄は、 37歳には(身体の)節々にきますね(笑)。 非常に激しいバトルのある作品ですし、 2時間40分演じると、 シェイクスピアとあまり変わりません(笑)。 亮平君も、 セリフだったり衣裳だったり、 お客さんがビックリするような、 今までに見たことがない姿で闘っているので、 是非注目してみていただきたいです。 まぁ、 こんなガタイのいい小学生はいませんが(笑)。

鈴木亮平(田口圭一郎役)コメント
中学生は以前に演じたこともあるのですが、 今回はとうとう小学生か、 と。 残すは赤ちゃんしかないなと思っています(笑)。 竜也君とは10年ぶりの共演となりますが、 俳優としてのタイプが僕と本当に真逆の人間だなと感じました。 僕は割と一つ一つ層を積み重ねて役をつくっていくのですが、 竜也君は好きに暴れて、 舞台上に嵐を起こしてくれるので、 そこの違いが化学反応を起こして、 間違いなく面白い作品になっています。

東京公演 当日券販売のご案内
開演の1時間前より、 新国立劇場中劇場当日券窓口にて先着販売を行います。

[注意事項]
※本公演のチケットは主催者の同意のない有償譲渡が禁止されています。
※当日券はお一人様1枚の販売となります。
※お支払いは現金のみで、 クレジットカードはご利用いただけません。
※未就学児入場不可

 

ーあらすじー
田口圭一郎(鈴木亮平)は、 行ったことも見たことも聞いたこともない世界を想像しては、 自分のノートに絵を描いている小学6年生。 だが、 大きな地震が起きた影響で、 母の景子(奥貫薫)、 妹の月子と、 渦が森団地に引っ越すことに。 渦が森団地には景子の姉、 佐山美佐枝(奥貫薫/二役)が住んでいるが、 美佐枝と仲の悪い景子は、 圭一郎と月子に美佐枝に会っても無視するように言う。
引っ越し当日。 近くの公園で遊んでいた圭一郎と月子は、 家に帰ろうとして自分たちの部屋がどこなのかわからなくなってしまった。
そこに自転車に乗った少年が現れる。 二人が迷子だと知った彼はスピ―カーメガホンで、 団地内に迷子のお知らせを始める。 それが圭一郎と、 美佐枝の息子・佐山鉄志(藤原竜也)の出会いだった。 圭一郎が自分の従兄弟だと知った鉄志は圭一郎を親友として特別扱いする。 圭一郎は、 鉄志がキングとして君臨する集団に加わって遊ぶようになるが、 鉄志のことは好きになれずにいた。 ある日、 公園で野球をしていた圭一郎は、 ティーンモデルのダイアナの顔に打球を当ててしまう。 予想外の事態にすぐに謝れない圭一郎。 鉄志はほかの子供のせいにして、 圭一郎を助けようとする。
だが、 自分がダイアナの顔に打球を当てたのに謝らなかったことを景子に問い詰められた圭一郎は、 泣きながらすべてを鉄志のせいにしてしまう。
不安になった圭一郎は鉄志に隠れ、 子供たちの遊び場になっている団地の自治会長・安部久典(木場勝己)の部屋にみんなを呼び集める。 だが、 そこに鉄志にやってきて一転ピンチに。 その場はごまかしたものの、 翌日から鉄志にイジメの対象にされ、 空想した世界を描いたノートも奪われてしまう。
その後、 圭一郎はダイアナに打球を当てたことを告白して謝るが、 鉄志が現れて喧嘩になる。 圭一郎が優勢なのを見て鉄志に加勢する子供たち。 そして家庭の秘密をバラされた圭一郎は鉄志を叩きのめし、 やるせない気持ちで「もう、 親戚じゃないから」と言うのだった……。

 

<公演概要>

Sky presents『渦が森団地の眠れない子たち』

[出演]
藤原竜也 鈴木亮平
奥貫 薫 木場勝己
岩瀬 亮 蒲野紳之助 辰巳智秋 林 大貴 宮崎敏行
青山美郷 伊東沙保 太田緑ロランス 田原靖子 傳田うに

[スタッフ]
作・演出:蓬莱竜太
音楽:国広和毅
美術:松井るみ
照明:佐々木真喜子
音響:山本浩一 今村匡岐
映像:大鹿奈穂
衣裳:前田文子
ヘアメイク:大和田一美(APREA)
擬闘:栗原直樹
振付:前田清実
演出助手:松倉良子
舞台監督:榎 太郎 広瀬泰久

[公演スケジュール]
東京公演
期間:2019年10月4日(金)~20日(日)<20公演>
会場:新国立劇場 中劇場(東京都渋谷区本町1丁目1番1号)
主催:TBS ホリプロ
後援:TBSラジオ
特別協賛:Sky株式会社
企画制作:ホリプロ
お問い合わせ:ホリプロチケットセンター
TEL:03-3490-4949(平日10:00~18:00/土10:00~13:00/日祝休)
※10月11日(金)18:30 終演後、 藤原×鈴木×蓬莱 放課後アフタートーク有り

鳥栖公演
期間:2019年10月26日(土)、 27日(日)<3公演>
10月26日(土)12:30/17:30
10月27日(日)12:30
会場:鳥栖市民文化会館 大ホール
お問い合わせ:インプレサリオエンターテインメント

大阪公演
期間:2019年10月29日(火)、 30日(水)<2公演>
10月29日(火)18:30
10月30日(水)13:00
会場:森ノ宮ピロティホール
お問い合わせ:キョードーインフォメーション TEL:0570-200-888(10:00~18:00)

名古屋公演
期間:2019年11月1日(金)~4日(月祝)<5公演>
11月1日(金)17:00
11月2日(土)12:00
11月3日(日)12:00/17:00
11月4日(月祝)12:00
会場:御園座
お問い合わせ:御園座 TEL:052-222-8222(10:00~18:00)

広島公演
期間:2019年11月7日(木)~8日(金)<3公演>
11月7日(木)19:00
11月8日(金)13:30/19:00
会場:JMSアステールプラザ大ホール
お問い合わせ:テレビ新広島 TEL:082-253-1010(平日10:00~18:00)

仙台公演
期間:2019年11月16日(土)、 17日(日)<3公演>
11月16日(土)12:30/17:30
11月17日(日)12:30
会場:多賀城市民会館大ホール(多賀城文化センター内)
お問い合わせ:仙台放送 TEL:022-268-2174(平日9:30~17:30)

公演詳細:https://horipro-stage.jp/stage/uzugamori2019/
作品公式Twitter:https://twitter.com/uzugamori2019
#うずだん

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Tokyo Now Author